高尾599ミュージアムにシモバシラに氷華を見に行ってきました
12月24日に東京都八王子市にある高尾599ミュージアムに初めて行ってきました。
高尾山口駅から徒歩4分、2015年に開館したばかり新しい、高尾山の自然や魅力について知ることが出来る博物館です。599という名前は高尾山の標高が599mであることからきています。
入館料は無料、12月から3月の開園時間は8時から16時、最終入館時間は15時30分です。*1
年中無休ですが、年に数日休館日があるので興味のある人は事前に公式HPなどで確認をおすすめします。
今回行った理由は、公式Twitterによると15日にシモバシラの氷華が観測されたそうなので、それを見るのと同時にどんな施設か気になってたので確認すべく行ってきました。
TAKAO599MUSEUM(高尾599ミュージアム) (@TAKAO599MUSEUM) | Twitter
外観。2階建てのようで高さはありませんが水平方向に広いです。そして芝生の広場が広いですね。
建物を近くで。1階の前面がガラス張りでとってもオシャレ。中に入る前に広場の一角にあるはずのシモバシラを見に行きます。
シモバシラの氷華。期待してたより小さい。
今回は先に高尾駒木野庭園に寄ってから10時前くらいに到着したので、もし開館すぐの8時頃に来たらもっと大きかったかも知れません。残念。
少しアップ。
でも綺麗ね。
シモバシラの氷華を知らない人のために簡単に解説しますと、
シモバシラは日本に在来するシソ科の宿根性の多年草。高尾山にも自生しています。
9月から10月頃に白い花を咲かせます。冬には地上部は枯れますが根は生きていて、根が吸い上げた水が地上の枯れ枝から染み出て、染み出た水が凍ることで氷華が出来ます。
ただ気温が高かったり雨が降ると凍らなかったり凍っても溶けてしまうので、観測はよく冷えた雨の降ってない早朝がいいです。
また枯れ枝の部分も氷華の出現を繰り返していると次第にボロボロになって氷華が出来にくくなっていきます。
では建物の中へ。
1階展示室の様子。白いショーケースのようなものが並んでいて、高尾山に生息するコケを含めた植物、キノコ、昆虫の標本などが展示されてます。
昆虫の写真は好みが分かれそうなので写真には撮ってないですが、カブトムシやクワガタ、チョウやガ、その他ちょっと気持ち悪い奴など色々。
個人的にはチョウやガの標本はとても綺麗でした。
様々なスミレの標本。高尾山にスミレを見に行ったことはないんだけど、近くの多摩森林科学園や木下沢梅林に行ったときはスミレをたくさん見たから、きっと高尾山にもスミレは多いんでしょうね。
どちらの記事でもスミレの写真は少ないorありません。
このスミレのアクリル標本ほしいなーと思ったら館内ミュージアムショップで13000円くらいで売ってました。高くて買えない(笑)。
キノコの標本。
クジャクゴケの標本。
キヨスミイトゴケの標本。よく似たコケをセッコクを見に登ったときに写真に撮ったよ。
1階の映像展示の場所。壁面に動物のはく製が並んでいて、*21時間に1回、毎時00分に5分ほどのプロジェクションマッピングの上映がおこなわれてます。
イノシシ。結構迫力があります。こんなん目の前に現れたらパニックですよ。
可愛い担当ニホンリス。
モモンガのはく製も。高尾山の動物といったらやはりモモンガですね。
プロジェクションマッピングの様子。左の花はセッコクですね。
可愛いエナガ。このような高尾山の自然、生き物をテーマにした映像と音楽を楽しめます。
生体の展示は少なく、1階ミュージアムショップのそばの水槽で飼育されてた、ニホンアマガエル。
動物の飼育は大変でしょうが、植物の栽培展示はもう少しあってもいい気がします。近年はコケリウムとかも人気ですし。
エレベーターのガラス壁面には本館オリジナルキャラクターである、ムササビの「むっさん」とイヌの「はちお」とドングリの「どんちゃん」による、高尾山マナー講座のイラスト。
ムササビのむっさんと聞くと、八王子いちょう祭りのキャラクター、ムササビのむーちゃんとキャラ被ってる感がありますが、他にも高尾山公認の高尾山コンシェルジュ『ムサさび~ず』のムッちゃんとムサ尾などもいます。
VOL08 高尾山公認キャラ ムッちゃん | インタビュー | 高尾山マガジン
高尾ムササビのゆるキャラ多すぎ問題。
1階のカフェ、599CAFE。ガラス張りでとても解放感があります。ここはなんとカフェで注文しなくても利用出来るようです。これは嬉しい。
ただせっかくなのでサイフォン式のコーヒーを注文しました。
カフェの営業時間は12月から3月が11時から16時*3、ラストオーダーが閉館の30分前です。
他、2階は市民ギャラリーとなっていましたが、特に展示をしていなかったので行っておりません。
高尾山に登る前の下調べに、あるいは高尾山を下りたあとの休憩所として。とても居心地の良い博物館だと思います。
おまけ
帰りは高尾山口駅から京王線に乗りましたが、偶然車両が有料座席指定列車の京王ライナーと同じものだったので、ちょっとリッチな気分で帰りました。
高尾599ミュージアムに行く前に寄った、同日の高尾駒木野庭園の記事はこちら。
高尾山に関する記事はこちら。
フォトライフでも写真をまとめています。