高尾山の蛇滝コースにイワタバコを見に登ってきました
7月29日に東京都八王子市の高尾山にイワタバコを見に行ってきました。
イワタバコは日の当たらない湿った岩場などを好む植物、高尾山では6号路や蛇滝コースで見られるそうです。
イワタバコ | 高尾山の宝物たち | TAKAO 599 MUSEUM
というわけで今回は登ったことのない蛇滝コースを登ってみることにしました。
初めてのルートなので、高尾山マガジンさんの記事を読みながら登ってきましたよ。
蛇滝口(バス停)から蛇瀧水行道場まで
蛇滝コースの入り口は、旧甲州街道の横道を曲がるとあります。
高尾駅から歩いていくことも出来なくはありませんが、なるべく体力を残しておきたかったのでバスを利用。
「小仏」行きのバスに乗り「蛇滝口」で降ります。ただこのバス、平日は1時間に1~2本程度なので、事前に時刻表を調べておくことをオススメします。
旧甲州街道を歩くと、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)が頭上を通っています。
蛇瀧水行道場入口と書かれた看板を左に曲がります。でも養護老人ホームの看板の方が目立つので、こっちの方が目印になるかも。
この橋を渡って林の中へ。
少し行くと右手に鳥居がありました。千代田稲荷神社というみたいですね。今回の目的地ではないので、そのまま曲がらず前に進みます。
そのまま進むと車止めの柵がありました。「蛇滝関係車両以外侵入禁止」と書かれています。徒歩の私には関係なさそうなので、横をすり抜けて進みます。
コースの道のりの傾斜はさほど厳しくもなく、木陰の下を歩けます。
横には小川も流れており、結構涼しいです。
避暑に来た気分。
歩いていると蛇瀧水行道場の碑がありました。
高尾山マガジンの記事にも載ってるので、道は間違ってないことを確認。
コース沿いの植物
ここで小川沿いのコースで見かけた植物を紹介。
キツネノボタンかな。
タケニグサ。
ミミガタテンナンショウの実。
ハエドクソウかな。他にはミズヒキが咲いてました。
誰が何のために積んだ石でしょうか。
蛇瀧水行道場付近に群生するイワタバコ
蛇瀧水行道場に到着。3体のお地蔵さんが目印になりますね。そのまま写真に写ってる階段を上ります。
ちなみにお地蔵さんの向かいには道場の施設がありました。
この階段の横、壁面の岩場にたくさんのイワタバコが咲いてました。
透明感のある紫色の花がとても綺麗です。
たくさん咲いてます。根っこはどうなってるんでしょうね。
柱にも咲いてます。
花を見つけられなかったらどうしようかと思ってましたが、こんなたくさん咲いてるとは期待以上です。
イワタバコに混じってユキノシタもわずかに咲いてました。
タマアジサイも近くに。
階段を上っていくとある青龍堂。
青龍堂より先は小川沿いではなくなり、くねくねとした登山道になります。
イワタバコが見たいだけならここで引き返しても良いですね。ですがせっかくなので、中腹まで登ります。
くねくねとした登山道は小川沿いと違って暑く、傾斜も出てきてかなり体力を使いました。
途中で2号路と合流したのちに、お店やケーブルカー・リフトの乗り場のある中腹に出られます。
中腹ではアジサイが最初に出迎えてくれました。
中腹
高尾山スミカの2階カフェで一休み。頑張って登ったあとのコーヒーは格別に美味しいです。
冷たい飲み物を注文しようと考えてましたが、お冷がサービスでもらえたので、温かいコーヒーを注文しました。
中腹のギボウシ。
ヤマユリ。見頃は少し過ぎてたかな。
帰りはケーブルカーで降りようと駅前で待ってたら、駅からサルが出てきてそのまま階段を上ってどこかへ。高尾山ならあり得る光景か。
感想
平日ということもあって、蛇滝コースは人がとても少なかったです。
バス停近くで会った婦人グループと、道場にいた道場関係者っぽい人の合わせて4人としか会いませんでしたね。
小川沿いの道はとても涼しかったので、人の多いところを避けて緑に囲まれて涼みたい方にはオススメです。
ただコバエみたいな小さな虫は多いので、虫が苦手な方にはオススメしません。特にイワタバコの咲く道場付近が一番多く感じました。
また道場より先の登山道は、高尾山マガジンの記事によれば、そんなに距離はないらしいんですが、実感としては結構長く感じました。
登っても登っても先が見えないし、途中に休めそうな場所もないし、汗だくになりながら夏に山なんて登るもんじゃねーと思いました。
あと私はお酒を飲まないのでよく知りませんが、中腹ではビアガーデンが6月15日から10月15日まで営業中ですよ。
高尾山に関する記事はこちら。
フォトライフでも写真をまとめています。