第41回八王子いちょう祭り「むーちゃんスタンプラリー」に挑戦してきました その1
11月10日に東京都八王子市で開催されている第41回八王子いちょう祭りのイベント『むーちゃんスタンプラリー』に挑戦してきました。
八王子いちょう祭り (@ichoufesta) | Twitter
八王子いちょう祭りとは
毎年秋におこなわれる八王子いちょう祭りとは、夏の八王子まつりと並び八王子市を代表する2大イベントで、八王子市追分町から高尾駅入口までの甲州街道の約4kmの区間で、1979年から開催されてきました。
その区間には約770本のイチョウの木が並ぶイチョウ並木となっていて、今の時期は黄葉してとても綺麗なんですよ。
例年ならたくさんの出店があって、クラシックカーのパレードなど様々なイベントがあるのですが、今年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、例年とは大幅に内容を変えて開催されることになりました。
出店や例年おこなってきた様々なイベントはすべて取り止めにし、代わりに祭りの期間を11月1日から30日までと大幅に拡大、そしてスマートフォンのGPS機能などを利用した『むーちゃんスタンプラリー』を開催しています。
例年は『関所オリエンテーリング』というアナログな方法のスタンプラリーがあるので、むーちゃんスタンプラリーはそれが元になっていると思います。私は出店で買い食いするばかりで、やったことないのですが(汗)。
むーちゃんスタンプラリーとは
むーちゃんスタンプラリーガイド | 八王子いちょう祭り(公式)
上記の公式HPを書いてありますが、むーちゃんスタンプラリーはスマートフォンのGPS機能やブラウザのCookie機能を使ったモバイルスタンプラリーです。
スタンプラリーで巡る場所は、むーちゃんゲート15ヵ所と、番外編むーちゃんゲートが9ヵ所、合わせて24ヵ所あります。ゲットしたスタンプの数や場所によって色々と景品がもらえます。
開催期間はお祭りと同じ11月1日から30日、開催時間は8時から20時です。
むーちゃんゲートの場所は追分交差点から、高尾駅よりもう少しの小仏関跡までの甲州街道沿いの約5.5kmにだいたいあります。例年やってる関所オリエンテーリングの場所と完全一致ではないですが、だいたい被ってるみたいですね。
番外編むーちゃんゲートの場所は散らばっていて、先の甲州街道沿い近くにあるものをありますが、だいぶ離れた場所のものもあります。
もらえる景品ですが、
2個【イーアス高尾賞】
イーアス高尾を含む2個のスタンプをゲットするとイーアス高尾17の飲食店で開催期間中に何度でもご利用できる優待特典をプレゼント! 画面を見せて優待特典を受けられます。
4個【むーちゃん待ち受け賞】
全24箇所のむーちゃんゲートのうち、4個のスタンプをゲットすると「アマビエ&むーちゃん」のオリジナル待ち受け画像をプレゼント!
6個【むーちゃん缶バッジ賞】
番外編をのぞく15箇所のむーちゃんゲートのうち、いずれか6個のスタンプをゲットすると第41回限定むーちゃん缶バッジを先着500名様にプレゼント!*1
10:00〜16:00陵南いちょう会館にてお渡しします。
15個【パーフェクト賞】
番外編をのぞく15箇所のむーちゃんゲートのスタンプを全てゲットするとイーアス高尾500円お買い物券(年内有効)を先着1000名様にプレゼント!
10:00〜18:00イーアス高尾1階インフォメーションにて交換いたします。
24個【スーパーパーフェクト賞】
24箇所全ゲートのスタンプをゲットすると抽選で100名様にむーちゃんスタンプラリー記念品が当たります!
応募期間:12月1日(火)23時59分まで
また、全員にシリアルナンバー付きお名前入りの全ゲート制覇認定証を発行します。
とのことです。
スーパーパーフェクト賞はなかなか大変なので、私はパーフェクト賞を目指しつつ、寄れる範囲で番外編むーちゃんゲートも行ってきました。
ちなみにむーちゃんというのは第一回目のいちょう祭りで生まれたムササビのオリジナルキャラクターです。
『むーちゃんスタンプラリー』スタート
それでは前置きが長くなりましたが、むーちゃんスタンプラリーの道中の写真の紹介です。
たくさん写真を撮ったので記事を2つに分けています。是非後編のその2も併せてお読みください。
「1.追分ゲート」の追分いちょう橋
イチョウ並木の始まりであり、スタンプラリーの始まりともいえる「1.追分ゲート」があるのが追分交差点。
スタンプラリーの順番は問われないのでここから始めなくてもいいですが、端っこのここから始めるのが効率的ですね。
この交差点にはもともと歩道橋が2つあり、2017年に合体して1つになり、2019年にエレベーターが4機もついて今の形となりました。追分いちょう橋という名前も、2017年に地元の小学生から募集したものです。
もともと2つの歩道橋だったので、こんな歩道橋の上から歩道橋越しにイチョウ並木を撮影なんてことも出来ます。
「2.千人一ゲート」近くの了法寺
ちょっと昔、一部ネットで萌え寺として注目を集めコミックマーケットにも出展していた了法寺はここにあります。敷地内に痛車が見えます。
中央図書館前の歩道橋
「3.千人二ゲート」と「4.千人三・四ゲート」の間にある歩道橋。西八王子駅のすぐ近くでアクセスもよい撮影スポットです。
歩道橋の上から追分方面。一面真っ黄色のイチョウも綺麗だと思いますが、私は緑から黄色のグラデーションが好きです。
反対のこれから向かう小仏方面。例年ならこの道路でクラシックカーのパレードなどがおこなわれるんですよ。
歩道橋の下、すぐそばから見る特になんてことはない歩道。ここも例年なら出店が並んで人で賑わってるのですが。
でも黄葉したイチョウがあるだけで、ありふれた景色もちょっと特別に感じる。
「5.並木ゲート」の長安寺
その近くの歩道。
並木町交差点の歩道橋
「5.並木一ゲート」と「6.並木二ゲート」の間の歩道橋。とりあえず歩道橋があったら上って写真を撮ります。
追分方面。
小仏方面。
「6.並木二ゲート」の横山事務所内にある八王子市の天然記念物オオツクバネガシ
市の施設、横山事務所の敷地内に生えているオオツクバネガシ。
近くの看板によると樹高は18m以上、目通りは3.1mとのことです*2。市のHPによると樹齢は200年以上。
お祭りのときに事務所前を何度も通ってるはずなのに、こんなでかい木があるのに気付いてなかったよ。
「8.長房代官所ゲート」の多摩御陵入口交差点
「7.新地ゲート」も越えて多摩御陵入口交差点が次のゲート。
北側に曲がると番外編むーちゃんゲートの「19.都立陵南公園ゲート」、南側に曲がると「9.陵南いちょう会館ゲート」があります。先に北へ曲がり「19.都立陵南公園ゲート」を目指します。
北側の道は約160本のケヤキが植えられたケヤキ並木となっており、武蔵陵墓地参道という名前がついてます。名前から分かる通り、この道をずっと進むと武蔵陵墓地へと続いていきます。
「19.陵南公園ゲート」付近
武蔵陵墓地参道を少し歩くと右手側に陵南公園の分園があります。
遊具の他に小さな市営プールもある公園です。こちらも例年なら出店や踊りなどが披露しています。
ただ陵南公園は敷地が2つに別れていて、この公園のすぐそばを流れる南浅川の対岸に本園があります。
陵南公園 | 個性が際立つ!多摩部の都立公園個性が際立つ!多摩部の都立公園
武蔵陵墓地参道に戻りちょっとだけ進むと、南浅川を渡る南浅川橋が現れます。この橋を渡ることで対岸の陵南公園の本園に行くことが出来ます。
この橋も武蔵陵墓地へ続く参道として造られました。1927年(昭和2年)に造られたときは木橋だったそうですが、1936年(昭和36年)に現在のコンクリート製に架け替えられました。
南浅川橋から見る川下(追分)側の景色。南浅川はイチョウ並木と並走するように流れてますので、お祭りの人の多さにつかれたときなどにはこちらを歩いてもいいと思います。
そしてここはサクラの染井吉野の並木道になっていて春はとても綺麗なんですよ。
2016年4月の様子です。もう少し川下へ行けばもう見頃は過ぎてしまってると思いますがコスモスもたくさん咲いてますし、例年なら5月にはたくさんの鯉のぼりが泳ぐ長房ふれあい端午まつりもあります。
【中止】長房ふれあい端午まつり|八王子市公式ホームページ(今年は中止でした)
対岸の陵南公園の本園。こちらにもサクラ並木あります。陵南公園には約200本16種のサクラが植えられているそうです。
2015年4月の同じ場所。
ミツバツツジの道。現在は紅葉中。
2016年4月の様子。
現在のカエデ。陵南公園にはサクラ以外にもいろんな木が植えられてますし、一年草の花壇に多年草の花壇もあるので、一年を通して何かしらは見るものがあると思います。
野球場もあります。ちなみに陵南公園は1964年(昭和39年)に開催された東京オリンピックの自転車競技場跡地に1968年(昭和43年)に造られた公園です。
翌春、陵南公園に行ったときの記事はこちら。
「9.陵南いちょう会館ゲート」
陵南公園を後にし、武蔵陵墓地参道を引き返して陵南いちょう会館へ。
広い駐車場の中に会館があります。この駐車場も例年ならたくさんの出店で賑わって……。
会館の中では今年、日本遺産に認定された高尾山にまつわるパネル展が30日まで開かれてます。
その2の記事でも触れますが、「20.まち・なかゲート」のまちなか休憩所 八王子宿でも同じパネル展が開催中です。
祝・日本遺産認定記念パネル展 開催中 | 八王子いちょう祭り(公式)
そしてこちらではいちょう祭りのグッズ販売や、スタンプラリーのむーちゃん缶バッチ賞の景品お渡し所でもあります。
いただいた景品その他。左上の缶バッチとシール2枚がむーちゃん缶バッチ賞でいただいた景品。缶バッチはむーちゃん2種とアマビエ2種の4種から選べました。先着順なので欲しいかたはお早めに。
そして真ん中下の缶バッチと右のティッシュ2つは500円募金したらいただきました。ブログのネタをありがとうございますという気持ちで募金したので、逆にもらっちゃって恐縮です。
会館の外にはむーちゃんの自販機が。よく見ると違う絵柄。ここに限らず市内ではむーちゃんの自販機をたまに見かけるので探してみてください。
この陵南いちょう会館は、皇室専用駅であった南浅川駅の跡地に建っています。
なぜここに皇室専用駅が作られたかといえば、近くの武蔵陵墓地にある大正天皇の眠る武蔵陵墓地(多摩御陵)へ参拝するためですね。
陵南いちょう会館入り口から見る武蔵陵墓地参道。
甲州街道のイチョウ並木は1929年(昭和4年)に、参道のケヤキ並木も同じぐらいの時期に、どちらも武蔵陵墓地(多摩御陵)造営をきっかけに植えられたみたいですね。
多摩御陵(武蔵陵墓地)のケヤキ並木|八王子市公式ホームページ
https://www.library.city.hachioji.tokyo.jp/pdf/011.pdf
そう考えるともし多摩御陵が造られなければ、いちょう祭りはなかったかもしれませんし、 何より八王子の町並みは今とは相当違ったものになっていたんでしょうね。
記事もだーいぶ長くなってきたので、続きはその2で。