八王子菊花展と八王子支部盆栽展とおもと名品展に行ってきました
今週は東京都八王子市で開催されている八王子菊花展と第46回八王子支部盆栽展と第45回おもと名品展に行ってきました。
これらのイベントはすべて八王子市民文化祭の一環でもあります。
八王子市民文化祭は毎年10月から11月くらいに開催しているそうで、今年で70回目。
今回は新型コロナウイルスの影響で中止や内容の変更になった催しもあるみたいですが、園芸意外にも音楽や絵画や書道など、色んな展示会や発表会などがありますよ。
八王子菊花展
八幡八雲神社で開催され、今年で16年目になる八王子愛菊会による奉納菊花展です。
会期は11月1日から17日まで。時間は9時から16時です。
2日の9時頃に行ってきました。平日の朝だったこともあり空いててゆっくり見れました。
八幡八雲神社。
参道の左側にキクが並んでいます。出展されてるキクは盆養とも呼ばれる大菊の三本仕立てが多かったです。
厚走の「国華聖者」。
厚物の「富士の輝」。
最初はそんな厚物系の盆養が出迎えてくれました。これぞキクって感じですよね。
太管の「泉郷情熱」。
同じく太管の「泉郷情熱」。しかし管物系の花びらの形は面白いですね。
厚物に続いて今度は管物系の盆養でした。
次が福助や切り花などです。こちらはちょっと少ないですね。
最後が盆栽。5点の出展です。
「浜の松」。
「辻の柳」。個人的にはひょっこり生えてるキノコもGoodです。
拝殿(ですよね?)の脇にもキクが飾られてます。
私は素人なのでキクの観賞のポイントなどはよく分かりませんが、しっかり作り込まれた大菊が並んでて期待してた以上に楽しめました。
また今の時期、午後や土日の場合は七五三の家族連れなども来てるかもしれません。
第46回八王子支部盆栽展
八王子芸術文化会館(いちょうホール)の第1・2展示室で開催される、日本盆栽協会八王子支部による盆栽展です。
会期は11月5日から8日まで。
時間は5日が13時から17時、6日と7日が10時から17時、8日が10時から14時までです。
会場の1つ第1展示室の様子。6日の開場から1時間も経たない午前中に来たのにすでに人がいます。
第2展示室も同じような展示方法だったので会場全体の写真は割愛します。第1展示室のほうが大きな作品が多く、第2展示室は比べると小さめの作品が多かったです。
さっきの写真の右端にも写ってる「蝦夷松」見上げるように撮影。
高さが129cmあり、展示品の中ではもっとも高いです。
今度は見下ろすように撮影。私の写真ではなかなかダイナミックさが伝えられなくて申し訳ない。
しかしこんな浅い鉢でよくここまで育てられますよね。
右が「錦松」、左が「黒竜」。
これも「蝦夷松」。
盆栽を見るときって、自分が小人になり木の下にいたらって想像すると楽しいですよね。
葉や枝を拡大した別アングルから。
左が「姫りんご」、右が「常盤柿」。
「真柏」。貝殻のような白い螺旋で神秘的。こちらの写真から第2展示室のものになります。
「五葉松」。
「石化桧寄植」。私が一番目を惹かれた作品。まるでトトロでも出てきそう。
下からのアップ。
「宮様かえで」。
盆栽に関しても素人なので、個人的に気に入ったというか目に留まった鉢を適当に撮ってきましたが、本当にどれも立派で驚きました。
また受付のかたに案内してもらったのですが、11月13日から16日には高尾駒木野庭園で錦秋庭園ぼんさい展を開催するそうです。
こちらは一昨年に開催されたのを見てきて、少しブログにも写真があるので参考までに。ただ今年の展示は蜜を避けるためにと例年とは違った展示方法になるみたいですね。
第45回おもと名品展
八王子オクトーレ*1内にある八王子市学園都市センターの第2ギャラリーホールにて開催されている、多摩おもと同好会さんによる展示会です。
会期は11月6日から8日まで。
時間は6日が13時から17時、7日が10時から17時、8日が10時から16時です。
盆栽展と同日の午後に行ってきました。
オモトって私も詳しいわけではないですが、栽培の歴史は古く、江戸時代には栽培ブームもあったという古典園芸植物なんですよ。
会場の様子。人が会場の端に寄ってくれた瞬間にパッと撮ったんですが、もうちょっと丁寧に撮ればよかった。
「関帝」。八王子市長賞受賞。
「大雲海」。美術賞受賞。
この2作だけが賞状も添えられていて、会場中央の奥に飾られてたので、特に高い評価がされた株だと思います。
「鶴の舞」。葉っぱがクルンクルン。そしてよく見たら鉢にもツルがあしらわれてます。
「竜巻都の図」。これが一番大きかった株。それでも鉢の大きさは5号長鉢程度に見えました。
「獅子実生」。明るい斑入りのものばかりの中で逆に目を惹いた緑の葉でした。
左から「森羅」「素心」「双天」「東海錦」。
左が「臥牛獅子」、右が「厳島」。
「玉姫」。葉の表面がささくれ立ってるというかデコボコしてるというか。こういう葉芸を「竜」と呼ぶのでしょうか。
「鳳」。この左右対称感。
左から「旭峰」「安曇野」「松の誉」。鉢もオシャレなんですよねえ。
展示品の中では珍しかった「寄せ植え」。
会場の隅にはちっちゃい鉢が並んでました。可愛い。
オモトそのものだけでなく、美術品なども少し展示がありました。
どれもすごい綺麗だったんですけど、素人の私には品評するポイントなどはイマイチよくわからなかったです。賞を取ってるのもそうでないのも、どれも可愛いんですもの。
そんなこんなでじっくり見てたら帰り際に、オモトの苗を無料でいただいてしまいました。わーい嬉しい。
家に持ち帰ったあとは、同時にいただいた育て方の書かれた紙を参考にしながら、さっそく鉢に植えてみました。
ちょうど植え込み用土に使える軽石のストックがあって助かった。
鉢は出来ればオモト鉢というのが世の中には存在しているので、安いプラスチック製でいいからそれに植えてあげたかったけど、手配してる余裕がなかったので適当なものに。
1年後に順調に育ってると報告出来たらいいな。
八王子市民文化祭の記事はこちら。