高尾山へ自生するセッコクを見に登ってきました
5月29日に東京都八王子市の山、高尾山へ自生するセッコク*1を見に行ってきました。
登った登山ルートは沢沿いを歩く6号路。6号路ではスギの木に活着するセッコクが見れるんですよ。5年前にも見に来て綺麗だったので、改めて登りました。
沢のせせらぎ、鳥の鳴き声、木洩れ日の下で涼やかな気持ちで登れ……るかと思いましたが、やっぱり暑いもんは暑い。せせらぎには誤魔化されない!
以下ほぼ時系列順に撮った写真を載せていきます。
道中に花は少なめです。見頃が過ぎたシャガがちょっと咲き残ってたくらい。あと登り始めくらいにはハルユキノシタっぽいのが咲いてました(撮れよ)。
枯れ枝にコケがのれんのように。他にもあらゆるところにコケが生えてて、沢沿いだから湿度がきっと高いんでしょうね。
そして、カメラを抱えてる男性を発見。もしやと辺りを見渡すと、
あったセッコクの花。
いっぱい咲いてる。
セッコクツリー。白い点々が全部セッコクの花。見つけた瞬間、暑さを忘れました。
今年はサクラやバラなど花全般の開花が早いから、セッコクも終わってないか心配だったのですが、たくさん咲いてました。
ただ登山道のすぐそばで咲いているのではなく、少し離れた木に活着しているので、見に登る方は双眼鏡などを持って行ったほうが良いですよ。
私は前回も今回も双眼鏡は持って行ってたものの、前回持って行ったデジカメは倍率が高くなかったので、まともな写真が撮れなかったんですよね。
しかし今、使ってるデジカメは光学ズームで最大30倍、ちゃんとセッコクだと分かる写真が撮れました。
目的も達成しましたが、そのまま山頂を目指します。しかし目的を達成してしまったのでここからが辛かったです(笑)。
道中咲いてた花。マルバウツギかな?
横を流れる沢。
何か分からなくて調べたら、アワフキムシの作った泡らしいですね。3~4回見かけました。
6号路はこんなとこも歩きます。
山頂に近づいてくると、沢のそばではなく沢の上の飛び石を登ります。
飛び石から少し外れて。
沢を登り終わった辺りに咲いてた。イナモリソウかな。
沢沿いのルートも終わり、そろそろ山頂だ!って所で現れる階段。小さな絶望。
小学生の頃も遠足で高尾山に登ったけれど、最後の階段に苦しめられた記憶が残っています。6号路ではなかったと思うけど。
山頂までたどり着くと、薄っすら富士山が見えました。
別の方角を見やると、東京の街並みも見れます。
何故かは知りませんが、山頂付近はチョウがいっぱい飛んでました。
同じくサイハイラン。見頃は過ぎてるかな。
同じくスイカズラ。
下りは楽な1号路を歩きました。
改めてセッコクですが、さすがに群生したセッコクツリーは6号路でしか見れないと思うのですが、高尾山には6号路以外でもセッコクが見れるポイントは何ヶ所かあるそうです。
その1つがケーブルカーの乗り場です。何でも昔、台風で倒れた木に活着してたものを移植したらしいです。
そしてケーブルカーの上の駅(高尾山駅)、下の駅(清滝駅)共にあるようです。
ただ注意が必要なのは、ケーブルカーは乗る場所と降りる場所が線路をまたいで反対側にあり、セッコクがあるのは乗る側だけみたいなので、そこは気を付けてケーブルカーに乗る前に見ましょう。
上の駅(高尾山駅)のセッコク。見頃は過ぎてしまっていました。
おまけにケーブルカーの上の駅(高尾山駅)近くで買った天狗焼。
中が黒豆のあんこで優しい甘さでおいしいですよ。私はお土産兼自分用に買って帰りましたが、出来立てをケーブルカーの待ち時間などに、その場で食べるのもオススメ。
あと今回は食べなかったんですけど、串に3つ並んでるお団子もおいしいですよ。高尾山の数ヶ所で売っていて、売店によって味に違いがありますが、どれもオススメです。
高尾山に関する記事はこちら。
フォトライフでも写真をまとめています。
*1:ラン科の植物。土に根を張るのではなく、岩や木の上に根でしがみ付くような育ち方をします