世界らん展2020-花と緑の祭典-に行ってきました その1(日本大賞と様々な展示)
2月19日に文京区の東京ドームで開催されていた世界らん展2020-花と緑の祭典-に行ってきました。
世界らん展も今年で30周年。昨年リニューアルしてラン以外にもさまざまな植物を採り上げるようになりましたが、今年はどんな様子でしょうか。
開催期間は2月14日から21日。開場・閉場時間は日によって違いました。
当日券は2300円、17時以降から入れるナイト当日券は1200円*1です。
ただ世界らん展は前売り券や他のイベントとのセット券、場内で開催されるワークショップ付きの前売り券など、色んな入場券が販売されてます。
写真をたくさん撮ったので記事を3つに分けています、分けた記事はこちら。
- オーキッド・ゲート2020、シンボルモニュメント、日本大賞
- 奇跡のカトレア~ドミニアーナ~
- 至宝の蘭
- Japan Botanical Style
- フラワーアーティストの世界
- 沖縄美ら海水族館
- 女性駐日大使のテーブル・ディスプレイ
- おまけ
オーキッド・ゲート2020、シンボルモニュメント、日本大賞
来場者を最初に迎えてくれるのがオーキッド・ゲート2020。写真はその右側です。
ゲートをくぐって進みます。
ゲートの先を進んでいくと待ち構えているのが、シンボルモニュメント~桜蘭~。今年は100万輪のピンクのオンシジウムを桜に見立てています。
このシンボルモニュメント真正面に飾られているのが、今年の日本大賞です。
その日本大賞がこちら、パフィオペディラム・ツクバ スウィート ‘ヒサシ’「Paph. Tsukuba Sweet ‘Hisashi’」。
日本大賞というのは、ランの花・株そのものを審査する個別部門において1位になった株に与えられる賞です。
今年は670株のランが出品されて、その中の1位でございます。
シンボルモニュメントの周囲には、日本大賞以外にも個別部門で高い評価を受けたランが4株並んでいたので、そちらも紹介。
優秀賞(2位)、カトレア・ウィッチギアナ ‘ピンク ムーン’「C. wittigiana ‘Pink Moon’」。
優良賞(3位)、パフィオペディラム・ギャラクシー ストーン ‘カオル’「Paph. Galaxy Stone ‘Kaoru’」。
奨励賞(4位~15位相当)、パフィオペディラム・ミクランサム ‘ピュア ウォーター No.2’「Paph. micranthum ‘Pure Water No.2’」。
奨励賞、リカステ・バージナリス ‘アキコ’「Lyc. virginalis ‘Akiko’」。 葉っぱのまとめ方も綺麗。
その他の個別部門の写真は別記事その2に載せてます。
奇跡のカトレア~ドミニアーナ~
30周年特別展示の1つです。約160年前に世界で初めて作られたカトレアの交配種「ドミニアーナ」などカトレアの展示です。
最初の部屋では色鮮やかで華やかなカトレアの仲間たちがお出迎え。
写真正面の株はリンコレリオカトレア・トゥエンティー ファースト センチュリー ‘ニュージェネレーション’「Rlc. Twenty First Century ‘New Generation’」。
次の部屋では原種のカトレアの仲間たち。
さらに第1回世界らん展での日本大賞受賞花も。
カトレア・ロディゲシイ ‘ヨランダ ナカゾネ’「C. loddigesii ‘Yoranda Nakazone’」。
こちらがドミニアーナの交配親となった原種のカトレア。
左がカトレア・インターメディア「C. intermedia」。
右がカトレア・マキシマ「C. maxima」。
そしてお待ちかねのカトレア・ドミニアーナ「C. Dominiana」。
展示されている株は160年に作られたオリジナル株ではなく、改めて原種同士を交配して作られた、言うなれば復刻版ですが、気品がありますね。
至宝の蘭
もう1つの30周年記念特別展示、最高級の貴重なランの展示です。洋蘭、東洋蘭、日本の蘭それぞれから1つずつ選ばれて展示されてました。
その中から洋蘭の写真を。
パフィオペディラム・ゴールデン ヒーロー ‘レイワ’「Paph. Golden Hero ‘Reiwa’」。
ともかく花が大きい。250万円です。
そんなお値段の高いランなのでガラス越しの展示でして、カメラで撮ろうとすると色んなものが映りこんじゃうので上手く撮影するのはちょっと難しい展示でした。
Japan Botanical Style
展示の1つは日本いけばな三大流派による結構大きめな展示です。
いけばな草月流「花神楽」。
いけばな小原流「風雲之華」。
もう1つは令和の春を楽しむと題して盆栽や東洋蘭の展示です。素人目にも高そうな盆栽が並んでました。
たくさんある中から1つ、樹齢800年の一位(イチイ)。
フラワーアーティストの世界
志穂美悦子さんの展示「脈動」。この写真だとダイナミックさが伝わらないかなあ。大きな展示は撮るのが難しい。
らん展常連の假屋崎省吾さんの展示「優美秀令」。
今回写真に撮ってないんですけど、去年に続いてIKKOさんの展示もあったんですが、あちらも着物が並んでたんですよね。
らん展に来る方って年配の女性も多いし、着物への関心も強い方が多いんですかね。
沖縄美ら海水族館
例年人だかりができる人気展示。今年も大型水槽が来てます。
水槽が写真に納まりきってない。
らん展でウツボくんと握手。
女性駐日大使のテーブル・ディスプレイ
去年は大使・大使夫人の~って展示名だった気がしますが、展示内容には大きな変化はないです。
お国柄などが見れて、結構好きなコーナーです。
おまけ
今回のお買い物です。
左上が公式グッズのステンドグラス風しおり。特別展示にあったドミニアーナが描かれてます。しおり集めるの好きなので、公式で売ってくれると嬉しい。
それとトルコ雑貨のお店のコースター。小鉢の下に敷いたら可愛いかなと買いました。
例年だとランも1株買ってたんですが、よく考えたら今まで世界らん展でないと買えないような珍しいランって買ったことがないのと、
今年は他にもランのイベントに色々と行ってみたいと考えてるので、別の機会に買ってもいいかな思ってお預けにしました。
しかしこのご時世か、今年はちょっと人が少ない印象でした。見て回る分には少ない方が見やすいんですけどもね。せっかくの30周年としては少し残念ですね。
世界らん展2020の別記事はこちら。
世界らん展2020-花と緑の祭典-に行ってきました その2(個別部門とフラワーデザイン部門) - 週末花探し
世界らん展2020-花と緑の祭典-に行ってきました その3(ディスプレイ部門とハンギングバスケット部門) - 週末花探し
他年度の世界らん展の記事はこちら。
nakanohitsuji.hatenablog.comnakanohitsuji.hatenablog.com
ブログ開始以前の世界らん展の写真は、フォトライフにまとめています。
*1:閉場時間が21時の日のみ販売