世界らん展2022-花と緑の祭典-に行ってきました その2
3月25日に文京区の東京ドームシティ・プリズムホールで開催されている世界らん展2022-花と緑の祭典-に行ってきました。
たくさん写真を撮ったので記事を2つに分けています。その1はこちら。
フラワーデザイン部門
蘭を主の素材としたデザイン作品を審査するのがこの部門。アレンジメントとウェディングブーケの2区分あります。
上位3点と個人的に気になった作品をアレンジメントから紹介。
1位相当の最優秀賞「「根葉~蘭土」~never land蘭の妖精~」。
2位相当の優秀賞の「道しるべ」。
3位相当の優良賞の「優雅な蘭」。
上位6位相当の奨励賞の「あなたとこのトキメキを」。賑やかで一番好きかな。
上位12位相当のトロフィー賞の「春の訪れ」。
「花の春」。
「ふれあい」。
「美しい月夜」。うねりが目を惹く。
ウェディングブーケ部門から「寿 ことぶき」。
様々な展示
コンテスト以外にもさまざまな展示があります。
《特別展示》パフィオペディラム ハンギアナム—20世紀最後の大発見—では1999年に中国とベトナムの国境付近で発見されたばかりのパフィオペディラム・ハンギアナムの紹介。パフィオペディラムの仲間としては大きな15cm程度の大きな花を付け、香りもあります。
2017年に原産国の中国から輸入が可能になったばかりで、見られる機会もまだ少なそうなランです。
原生国からやって来たハンギアナム。残念ながら開花が間に合わずつぼみの状態で、ガラスだかアクリルだかのケース越しの公開です。
その横で人工繁殖株の同種も公開されてました。こちらはケースにも入っていなくて、見やすいのも含めてありがたい。
特別展示はもう1つ「ディサ—テーブルマウンテンに輝く赤い宝石—」というのもあったんですが、見落としておりました。園内マップを見ながら歩いてたんですけどね、私の目には隣のインフォメーションセンターと同化してしまっていたようです。目の前を何回も横切ってたんだけどなあ。
《企画展示》NHK『趣味の園芸』滝藤賢一 “これ、かっこイイぜ!”
NHK「趣味の園芸」の番組内の企画「これ、かっこイイぜ!」の展示です。コーデックスやサボテンなど、ちょっと変わった植物が並んでました。
《企画展示》花と緑のディスプレイ『ブライダルシャワー』
アジサイの新品種「ラグランジア・ブライダルシャワー」の紹介ブース。ラグランジアは従来のアジサイの常識を覆すような様々な特性をもった新しいアジサイです。
めっちゃ華やかですごいなーと思う反面、型破りすぎてアジサイらしさに乏しいのが難点にも思えます。
ラグランジア® | PW ガーデニング|園芸|花苗|低木|多肉植物|花|植物 PROVEN WINNERS プルーブンウィナーズ
以前ブログでも紹介したことのあるHANA・BIYORIの展示。
HANA・BIYORIで撮られた花や景色の写真とランのディスプレイが組み合わさっていて、ここで記念撮影してる方もいました。
12月のHANA・BIYORIに行ってきました その1(HANA・BIYORI館・彩りの小路) - 週末花探し
展示というか、東京クリエイティブサロン2022の販売ブース。販売をするのではなくディスプレイでイベントの宣伝をしているようです。ただいまいち私にはどういうイベントなのか分からなかった。
フラワーアーティストによる花の世界
プリズムホールからすぐ近く、同じ東京ドームシティにある、東京ドームホテル1階ロビーではフラワーアーティストによる花の世界を開催。假屋崎省吾さんと志穂美悦子さんの作品が展示されてます。
「紅輝燦然」。
「『紫雫』」。
展示期間は假屋崎省吾さんの作品は3月15日から4月4日、志穂美悦子さんはらん展と同じで3月24日から3月30日。
世界らん展と違ってこちらはホテルのロビーで開催されているので、無料で見ることが出来ます。天井も高く高級感のあるホテルのロビー空間で、とてもリッチな気分になりました。
お買い物と感想
今回はお手頃価格で販売されていた、モーディエ系の実生パフィオペディラム「Paph. Red Pepper (Maudiae ‘Los Osos’ AM/AOS × Via Quatal ‘Tsukuba Fantasy’) 」を買いました。ランの購入は3年振り。
パフィオって安いものは1000円くらいのものもなくはないけど、桁が2つ多いものも普通にあって怖いですね。
少し葉が傷んでますが、コンテストに出すわけでもない素人なので特に気にせず。花はグリーンタイプではないようですが、咲いてからのお楽しみです。
昨年は行かなかった世界らん展、今年も行くつもりはなかったんですが、例年いつも一緒に行っている母がテレビか新聞かで本展の情報を見たらしく、急遽行くことになりました。例年は私から話を振ってるんですけどね。
私としては2年振りの世界らん展、十分楽しかったですが規模縮小で1700円の入場料はやはりちと高く感じますね。
またプリズムホールの後にホテルのロビーに行って感じましたが、会場のもつ演出効果も馬鹿に出来ません。
プリズムホールと比較して、天井が高く高級感のあるホテルのロビーという会場が、作品の魅力を引き立てていて、これまでの東京ドームという会場のもつ、水平にも垂直にもともかく広い空間、入場してすぐ、客席から会場全体を見渡せる高揚感、それらがとても特別なものであると気づきました。
11時40分くらいに入場して、ホテルの展示も見終わったのは13時15分くらい。家に帰るには早すぎたし天気も抜群に良かったので、お昼を食べたら急遽近くの小石川後楽園にも寄ることにしました。
そちらの記事は明日公開予定ですが、シダレザクラも咲いてたし、らん展のチケットを見せたら入園料の割引がありましたよ。
もう1つの記事、その1はこちら。
世界らん展2022-花と緑の祭典-に行ってきました その1 - 週末花探し
同日に行った小石川後楽園の記事はこちら。
他年度の世界らん展の記事はこちら。
ブログ開始以前の世界らん展の写真は、フォトライフにまとめています。