2月5日に東京都八王子市にある北浅川のメタセコイア化石林を見に行ってきました。
メタセコイアというと公園などでよく見る、樹高の高い針葉樹。
上記の八王子市HPによると、昭和16年(1941)に植物学者・三木茂博士がセコイアとされていた植物化石を研究し、葉の特徴などからセコイアとの違いを発見し、「あとの」「変わった」という意味の「メタ」をつけて「メタセコイア」と命名し、発表しました。とのこと。
その後、昭和21年(1946)に中国で生きているメタセコイアが発見され、譲り受けた苗が日本各地に植えられたそうです。
そんなメタセコイアの化石が、昭和42年(1967)に北浅川の河川敷で29株見つかり、現在でも残っているそうなんで行ってきました。
場所は八王子市市役所から直線距離で700〜800メートルほどの場所。市役所のすぐ横には浅川が流れており、浅川を横断する鶴巻橋もあるので、鶴巻橋を渡り川沿いを川上へ歩いて行けば到着します(市役所の上流すぐで浅川は北浅川と分岐している)。
電車の最寄駅となる西八王子駅からは徒歩27分です(GoogleMaps調べ)。
川沿いを歩いていると看板を発見。
メタセコイアと化石林の解説。
化石の場所も示してくれています。
というわけでさっそく川沿いを探索です。ここ最近は雨の日が少なくて水位も低めです。
しばらく探していてやっと発見。
大きさが分かりやすいように、私のスマホiPhoneSE(第2世代)を手前に置いてみました。
別の角度から。ぱっと見た感じ木炭のように見えます。
化石の隙間から草も生えています。
これもそうかな。最初はなかなか見つけられなかったんですが、1つ見つけると次々見つけられます。
2つ並んでるやつ。
また2つ並んでるやつ。
分かりにくいけど多分これもそう。ちなみにここではゾウの化石も見つかってるそうです。
ここからは付近の鳥や植物などを紹介。
コガモかな。
ハシボソガラス。水を飲んでるのかな。
ここに来たとき、上空を猛禽類が旋回していたんですが、そこにカラスらしき鳥がやってきて攻撃していました。自分より体の大きい鳥に攻撃をしかけるなんて度胸ありますね。
CDの化石。
早春を告げるオオイヌノフグリ。
フサフサ。
切り株を侵食するカタバミの一種。こういう鉢植えがあったらオシャレそう。
川沿いにはサクラ「染井吉野」が植えられているので、開花期に来れば軽く花見も楽しめますね。
化石林は河川敷にあるので、水位が上がっているときは水没してると思います。
雨がしばらく降っていないときに行くのが良いと思います。また暖かい季節は周囲に雑草もかなり茂るかもしれません。
紅葉のメタセコイアに関する記事はこちら。
メタセコイア化石林から直線距離で約1.2キロメートルくらいの公園。