週末花探し

東京都を中心に花を見に出かけた記録。土曜日か日曜日の夜に週一更新。たまに読書感想文。

世界らん展2023-花と緑の祭典-に行ってきました その1

2月11日に世界らん展2023-花と緑の祭典-に行ってきました。

今年のテーマは「色と香り溢れる7日間限りの花の饗宴」です。

世界らん展2023 —花と緑の祭典—

【公式】世界らん展-花と緑の祭典- (@t_jgp) / Twitter

世界らん展-花と緑の祭典-(@sekairanten) • Instagram写真と動画

世界らん展-花と緑の祭典- | Facebook

会期は2月8日から14日まで。会場は一昨年・去年と引き続き、文京区にある東京ドームシティのプリズムホール。入場料は1800円です。

 

たくさん写真を撮ったので記事を2つに分けています。

本記事その1では入口近くのオーキッド・ゲート2023らんの谷らんの森日本大賞審査部門を紹介。その2ではフラワーデザイン部門と特別企画展示などを紹介してます。

nakanohitsuji.hatenablog.com

オーキッド・ゲート2023、らんの谷、らんの森

入口を通ると最初に目にするオーキッド・ゲート2023。約10万輪の蘭が咲き誇るウェルカムゲートです。順路の両脇には大きなオーキッドツリーが建っています。人もかなり多い。

入場した時間は14時15分くらいでしたが、待ち時間は3~4分程度でした。世界らん展は午前中が混むことが多いので、混雑を避けるなら遅めの時間帯がおすすめです。

脇には英語でイベント名が書いてあります。

オーキッド・ゲート2023の次はらんの小道という展示でしたが、壁面にランの高精細な写真が大きく貼られている通路で、正直これだけ多くの生のランが展示されるイベントとして考えると、ちょっと物足りないので写真は撮ってないです。

続いてらんの谷。高さが約4m、両側の壁がランで埋め尽くされてます。たくさんのランのディスプレイですが人が多い!

去年は入場が事前予約制でしたが今年は違うので、会場が同じでも混み具合が違います。

続いてはらんの森。頭上からランやビカクシダやウツボカズラなどが吊るされています。

大人っぽいオシャレ空間で良かったんですが、人が多過ぎる。

ここまでのエリアは絶対に通らないと次のエリアまで行けない上に、記念写真を撮る人も多いので人混みが避けられませんでした。

 

またこのエリアにはコブラオーキッドと呼ばれるバルボフィラム(Bulb. purpureorhachis)の展示もありましたが、人が多かったので撮ってません。

日本大賞審査部門

らんの森を抜けると日本大賞審査部門の展示が目の前に続きます。ここからは人混みがだいぶ緩和されて、ランをじっくり観賞出来ました。

両側にはトロフィー賞を受賞した作品が並び、突き当りには日本大賞受賞作品が展示されています。

 

日本大賞審査部門を簡単に説明しますと、株そのものを審査する部門であり、応募されたランを41カテゴリーに分類し、それぞれのカテゴリーで最も優れた作品にトロフィー賞が贈られ、

トロフィー賞の41作品の中から1位に日本大賞2位に優秀賞3位に優良賞、続く15作品には奨励賞が贈られます。

こちらが今年の日本大賞受賞パフィオペディラム エメラルド フューチャー ‘グリーン モンスター’「Paph. Emerald Future ‘Green Monster’」。

パフィオの整形花が受賞。対称に大きく伸びたペタルやクッと上がったリップが可愛いですね。

優秀賞のカトレア ローレ モッシエ ‘ファッシネイティング パープル’「C. Lawre-Mossiae ‘Fascinating Purple’」。

ブルー系カトレア良いですよねえ。

優良賞のバンダ ラメラタ ‘エフエヌ ビート シャープ6’「V.lamellata ‘FN-Beat #6’」。

和名はコウトウヒスイラン。尖閣諸島などにも自生するランです。

 

ここからは奨励賞とトロフィー賞の中から個人的に気に入ったものを少し紹介。

奨励賞のカトレア ワルケリアナ セルレア ‘ブルートレジャー’「C. walkeriana fma. coerulea ‘Blue Treasure’」。

香りも良くて愛好家も多いワルケリアナ。大きめの花が正面を向いて咲いてました。

奨励賞のパフィオペディラム シン イーズ ブライド ‘パーフェクション’「Paph. Shin-Yi’s Pride ‘Perfection’」。

豪華な多花性パフィオ。日本大賞と同じ方の出品です。

奨励賞のパフィオペディラム {(シンイン カルロス × ウッド ワンダー)×マジック グランド} ‘エボニークイーン’「Paph. {(Hsinying Carlos × Wood Wonder) × Magic Grand} ‘Ebony Queen’」。

濃い。こちらも日本大賞と同じ方の出品です。

奨励賞のパフィオペディラム フミズ デライト ‘エフエヌ ビート’「Paph. Fumi's Delight ‘FN-Beat’」。

こういう色、好きなんですよねえ。優良賞と同じ方の出品です。

トロフィー賞のファレノプシス (リアンハー クランベリー × ハッピー ビビアン) ‘チャーリー’。「Phal. (Lianher Cranberry × Happy Vivien) ‘Charlie’」。

花びらのふちが白くて、ピンクのハートがたくさん咲いているかのよう。

花のアップ。

トロフィー賞のシンビジューム ケン シウ ‘キヌエ’。「Cym. Ken Siew ‘Kinue’」。

野性味のある大株。

トロフィー賞のリカステ スプリング ルージュ ‘ナチ’。「Lyc. Spring Rouge ‘Nachi’」。

深みのある色が好き。

奨励賞のアナカンプティス モリオ ロンギコルヌ(亜種) ‘ヤマクサ’。「Ant. morio subsp. longicornu ‘Yamakusa’」。

まったく知らない種類。山野草のような趣き。

奨励賞のルディシア ディスカラー ‘エフエヌビート’。「Lus. discolor ‘FN-Beat’」。

和名のホンコンシュスランの方が分かりやすいかな。ジュエルオーキッドの一種として最近は売ってたりして葉の綺麗なランだけど、大株になると豪華ですね。花も綺麗。

こちらも優良賞と同じ方の出品です。

トロフィー賞のシンビジューム ゴエリンギー(春蘭) ‘満月(マンゲツ)’。「Cym. goeringii(Japan) ‘Mangetsu’」。

綺麗な花色のシュンラン。鉢も素敵です。

 

日本大賞が飾られるお立ち台の奥には、トロフィー賞受賞には至らずとも、出品された素敵なラン達が展示されていたので、個人的に気に入った作品を少し紹介。

パフィオペディラム「Paph. spicerianum ‘Bitt Swamp's Reiko’」。

スッと赤い筋が良いですね。

パフィオペディラム「Paph. Fanaticum ‘Shimizu Delight’」。

マリポエンセとミクランサムの交配、深みのある色が良いねえ。

ファレノプシス「Phal. Sheena's Tris ‘Sheena’」。

これも白いふち取りが可愛い。と思ったらトロフィー賞と同じラン園さんの出品でした。

デンドロビウム「Den. speciosum ‘Kikukiku’」。

大株で花も見事だけど、バルブの力強さの方が印象的。

デンドロビウム「Den. harveyanum ‘Sagara’」。

フサフサとして枝垂れる花が愛らしい。

リカステ「Lyc. Katsuragawa ‘Charm Yellow’」。

好きな色。

ホウサイラン「聖紀光」(シンビジューム「Cym. sinense ‘Seikiro’」)。

こういう東洋蘭も。イカす渋さ。

展示の後ろの壁面には、ランの審査ポイントを解説するパネルもありました。

ランに詳しくない人にも優しくて良いね。これは今回日本大賞にも選ばれたパフィオペディラムの整形花の審査ポイント。

 

続きのその2はこちら。

世界らん展2023-花と緑の祭典-に行ってきました その2 - 週末花探し

他年度の世界らん展の記事はこちら。

nakanohitsuji.hatenablog.com

nakanohitsuji.hatenablog.com

nakanohitsuji.hatenablog.com

nakanohitsuji.hatenablog.com

nakanohitsuji.hatenablog.com

nakanohitsuji.hatenablog.com

nakanohitsuji.hatenablog.com

nakanohitsuji.hatenablog.com

nakanohitsuji.hatenablog.com

nakanohitsuji.hatenablog.com

ブログ開始以前の世界らん展の写真は、フォトライフにまとめています。

08世界らん展2017 - 写真ログ

08世界らん展2016 - 写真ログ

08世界らん展2015 - 写真ログ

08世界らん展2014 - 写真ログ

08世界らん展2013 - 写真ログ

08世界らん展2012 - 写真ログ