5月末の小山内裏公園に行ってきました
5月31日に東京都八王子市と町田市にまたがってある小山内裏公園に初めて行って来ました。
開園面積が459211.09平方メートルと広い同園は、雑木林が多く残された緑豊かな公園です。
園内の少なくない面積がサンクチュアリと名付けられ、動植物の保護保全のために立ち入り禁止となっていますが、自然を堪能するには十分に広いし豊かな公園です。
都立小山内裏公園 (@ParksOyamadairi) | Twitter
アクセスは多摩境駅から徒歩10分ほど。南大沢駅からだともう少しかかるようですが、歩いて行けなくはない距離、バスに乗って南大沢学園前で降りれば徒歩1分です。
そこそこ広い公園なので入口も多数あり、全体を見て回ることは出来てないんですが、初めてくる場合は南大沢駅方面にある南大沢口がいいかもしれません。
南大沢口の写真。左手に写っているパークセンター(管理所)では公園の情報が色々手に入って助かります。自販機もあったので水分補給も出来ますね。
他にも南大沢口には花壇や、
畑もありました。
ちなみに私は多摩境駅から一番近い東展望大下口から入りましたが、公園に入るなり林の中へ続く登り階段が現れます。少し不安になった。
池の中から何本も枯れ木が立つ、不思議な景色が望める太田切池。
この池は昭和60年頃に、大雨の際に雨水が一度に川へ流れないよう、せき止めるために作られた池で、枯れ木はもともと川岸に生えていてスギが水に浸かり枯れたものだそうです。
コイもたくさん泳いでます。ここのコイはデカいし泳ぎも早いです。時折水面で大きな音まで立てます。
もしかしたらコイ以外のデカい魚もいたのでしょうか。
コイ以外のデカくはない魚。
池のほとりにいたトカゲ。
園内を東西に延びる尾根緑道は開けた道で、写真手前の右手側はアスファルトで舗装され、左奥の方はバーグチップなどが敷かれた柔らかい道で、どちらも歩きやすいです。
尾根緑道にはアジサイが色々と植えられていました。
何かよく分かんないやつ。
尾根緑道から逸れてパークセンターへ向かう途中で見たホタルブクロ。
花色の幅がありますね。ドクダミ畑で咲いてます。
結構大きなヤマボウシの木。
パークセンターの近くにあった、野草見本園で咲いてたフタマタイチゲ。
ノアザミ。
野草見本園は公園の代表的な草花に親しんでもらうために作られたもので、園内に自生する植物を移植して作られたものです。
サクラの実。水辺の広場付近で。
こちらは鮎道。サンクチュアリ沿いにあります。
テンナンショウの仲間の実。ミミガタテンナンショウとかでしょうか。葉と実だけだと私には見分けポイントが難しいです。
今の季節だと鮎道にはサイハイランやギンリョウソウの花も見られる可能性があったんですが、私には見つけられませんでした。残念。
代わりじゃないけどエナガかな。鳥の鳴き声もよく聞こえる公園です。鮎道歩いてるときも本格的なカメラを持った鳥見の人とすれ違いました。
とはいえ、お前はうるさすぎるぞガビチョウ。
西展望台広場からの景色。
そんなこんなでそろそろ帰ろうと歩いてたら、やたらクネクネした木の枝っぽいものが落ちてる……、ヘビだ!危うく調子に乗って尻尾を踏むところだった。
回り込んでお顔の方から撮影。
もう少しアップ。シマヘビでしょうか。野生のヘビと会うのは人生3度目ですわ。やたら頭上でカラスがうるさかったんですけど、ヘビに警戒でもしてたんでしょうか。
ヘビの出た道。
頭上のカラス撮ろうとして見上げたら咲いてたテイカカズラ。
初めて来た広い公園ということもあり、どこに何があるのかが正直分かりづらく、出来ればガイドツアーなどのやってるときに来たいな思いましたが、このご時世だとそういうあんまり開催してくれないんですよねえ。
もちろんガイドとかなくても楽しめましたが、やっぱり知識を持って挑むのとそうでないのとでは違いますからね。