パンジーとハボタンとプリムラのフラワーパウチ
2020年秋冬のフラワーパウチを使った寄せ植えの成長記録をご紹介。
使った植物はパンジー「F1ナチュレ エッセンス ジェミニ」、 ハボタン「F1つぐみ混合」、プリムラ・メラコイデス「うぐいす ホワイト」、ミニチューリップ「リニフォリア」の4種類。
パンジーとハボタンは種から、プリムラは苗、チューリップは球根から育てます。
フラワーパウチとは、側面に穴の開いた寄せ植え用の丈夫なビニール袋です。穴の数が3段6穴のものと5段10穴のものがあり、私は3段6穴のものを利用してます。
ハボタン「F1つぐみ混合」の種まき
8月9日、種まき
草丈の高くならない品種が良かったので、矮性と書かれていた「つぐみ」を選びました。混合なので、紅・桃・白の3種類の種が混ざっています。
種まきにはジフィーセブンを利用。たくさんの苗を作るにはコスパが悪いですが、少数の苗でいいときはとても便利です。
特にフラワーパウチは側面の穴に差し込んで植えるので、小さくしっかりした根鉢が作れて植えやすいです。
苗は4つでいいのですが、保険で1つ多く5つにまいてます。
8月16日、発芽中
すでに発芽し始めてますが、発芽数にムラが出ています。土の被り具合の微妙な差でしょうか。ちょっと心配。
8月23日、だいぶ発芽しました
ムラはありますが、すべてのジフィーセブンから発芽してます。底面からも少し根が見えています。
結構多めにまいてるので、撮影後に間引きもおこないました。
8月27日、鉢上げ
3号ぐらいのプラ鉢(プレステラ90)に植えつけました。芽の数も1鉢3つになるよう間引き。このまま3株で1つの苗によう育てます。
9月9日、だいぶ成長
見違えるように成長してます。美味しそう。
10月10日、さらに成長
そろそろ収穫してサラダにでもしましょうか。
パンジー「F1ナチュレ エッセンス ジェミニ」の種まき
8月27日、種まき
ハボタンは過去に種から育てた経験があったのですが、パンジーは初めて。なので過去に苗からは育てたことのある「ナチュレ」を選びました。
日当たりの悪い我が家でもナチュレは、冬場から花をたくさん咲かせてくれていたので、信頼が出来ます。
エッセンスというのは色の相性のよい品種を2~3種ミックスした商品で、つまり混合種子です。その中でもジェミニは黄色やオレンジ系の花色のミックスです。
ハボタンと同じくジフィーセブンに種まき。苗は8つで十分ですが、保険で9つ。
9月2日、発芽
発芽を確認。
9月9日、続々と発芽
今のところ順調そう。
10月10日、鉢上げ
園芸作業を少しサボっていたため遅れましたが、間引きをして1株ずつ鉢上げしました。
フラワーパウチへの植え付け
11月21日、フラワーパウチへの植え付け(撮影は11月24日)
前回の報告から1ヵ月以上空きましたが、プリムラ・メラコイデス「うぐいす ホワイト」の苗と、ミニチューリップ「リニフォリア」の球根も買い、フラワーパウチへ植えつけをおこないました。
一番上の開口部にプリムラ1株ずつとチューリップ2球ずつ、側面の上段と下段の穴にパンジー、側面の中段の穴にハボタンを植えました。
フラワーパウチは植え付け後数日は、側面に植えた苗の根付きがよくなるよう横に寝かせて管理したほうが良いみたいです。
この秋は気力が尽きてて、植物の管理がおろそかになってたんですが、植えつけまで間にハボタンがイモムシの食害にありました。大事に至る前に発見出来ましたが、ハボタンは暖かい季節は虫が付きやすいからちゃんと見てないとダメですよね。
ほんのり葉が色づいてきましたが、食害跡が残ります。
パンジーももっとちゃんと管理してれば、もう少し大きい苗に出来たかも。
プリムラ・メラコイデスには耐寒性のあるものとないものが存在しますが、うぐいすは耐寒性のあるタイプです。種の販売もされてる品種ですが、2株だったら苗のほうが多分安上がりなので苗を購入。
しかしプリムラ・メラコイデスの苗って耐寒性の有無が書かれず販売されてることも多くて、園芸初心者さんには優しくないですよね。園芸を初めたばかりの頃に失敗しました。
「うぐいす」以外で耐寒性のあるものだと、苗のみ販売の「ウィンティー」などが有名でしょうか。
チューリップ「リニフォリア」は原種のチューリップで、普通のチューリップと比べて草丈が低く、ムスカリやクロッカスと同じような感覚で植えられます。
12月15日、プリムラにつぼみ
寒くなってきて植物の生長も緩やかになってきましたが、全体的にどの株も少し大きくなってます。
プリムラにはつぼみも確認。
2月6日、プリムラが開花中
前回の報告から50日近く空きましたが、まだパンジーが未だ咲かない間、ハボタンの葉が色鮮やかで助かってます。
葉数がモリモリ増えたプリムラは開花が始まりました。
2月10日、パンジー開花
ついにパンジーの開花。オレンジ色の花が咲きました。やはり自分で種から育てると、プロが育てた苗をから育てるより開花に時間がかかりますね。愛着は一入ですが(^^)
2月22日、チューリップが芽を出す
どの植物も成長してます。
プリムラは花数が少しずつ増えてます。葉数も増えまくってちょっと蒸れが心配。あと開口部から水をやるので、こんだけ茂ると水やりがしにくいです。
パンジーは黄色い花のつぼみも。
チューリップがついに芽を出してきました。
3月11日、パンジーとプリムラの花数が増えてます
4月9日、プリムラとパンジーが見頃
また1ヵ月ほど報告に間が空きましたが、全体的に急成長。
プリムラは満開。パンジーもたくさん咲いてます。でも一番驚いたのがハボタンの巨大化。
ハボタンの生長具合が分かりやすいかなと下から撮影。
あとこの写真だともう1つ分かりやすいのが、左手前のパンジーの花色が白なんですよ。
種袋の写真には黄色とオレンジの花しか写ってなかったのでビックリです。割合で言うと、8株中4株が黄色、3株がオレンジ、1株が白の花を咲かせました。
そして私が花がら摘みを全然してないのも分かりやすい写真ですね。
ハボタンにはつぼみも確認。
チューリップにつぼみがあります。
4月13日、チューリップとハボタン開花中
開花中のチューリップ。この日は気温も上がり天気も良かったので花が180度開ききってます。まるでポインセチア。空が曇りがちだったり気温が低ければ、もう少しチューリップらしい花姿なのですが。
ハボタンも開花。
5月4日、ハボタンの逆襲
プリムラはほぼ枯れましたが、ハボタンが巨大化してます。パンジーが主役のつもりでしたが、すっかりハボタンが主役です。
ハボタンって春になると茎を伸ばして花を咲かせるものと思っていましたが、この「つぐみ」は茎をあまり伸ばさず花もあまりつけず、横方向に巨大化してます。
5月15日、パンジーの株姿が乱れてきた?
前回の報告とあまり変わりませんが、パンジーの株姿が乱れてきたでしょうか。
5月29日、最終報告
ブログ記事に載せるために撮影。花数は減ってきましたが、まだパンジーは咲いてくれています。
そろそろ解体してもいいですが、この春夏に植える予定のジニアとコリウスとセンニチコウの苗たちがまだ小さいので、もうしばらく頑張ってもらおうと思います。
感想
今回は丈夫な植物を植えて、あまり手を掛けなくてもそれなりに綺麗な寄せ植えを作ろうと考えてましたが、ほぼほぼ成功だったと思います。
肥料は緩効性肥料のマグァンプを土に混ぜておいて、液肥はたいしてやってないし、パンジーの花がらはまるで摘んでません。それでもパンジーはそれなりに綺麗に咲き続けてくれました。
パンジーが冬の間は咲いてくれないだろうと見越して植えたハボタンも、しっかり冬の期間を華やがせてくれました。春の巨大化は想定外でしたが。
来シーズンも花色や品種を変えつつ、同じ植物の組み合わせでフラワーパウチの寄せ植えを作ってみようかと今は考えてます。
ただその場合、ハボタンは巨大化を見越して下段に植えるべきでしょうかね?
うちの花写真の記事はこちら。
フォトライフでも写真をまとめています。