蘆花恒春園の高遠小彼岸桜を見に行ってきました
3月22日に世田谷区にある蘆花恒春園に行ってきました。
同園は明治・大正の文豪、徳冨蘆花と愛子夫人の暮らした家や庭などがある公園です。
園内は大きく分けて蘆花の暮らした家や庭のある「恒春園区域」と、広場や遊具やドッグランなどもある「開放公園区域」に分かれます。
入園無料で恒春園区域の開園時間は9時から16時30分、解放公園区域は常時開園していようです。
最寄り駅は多数あるようで、私は千歳烏山駅から徒歩で行きました。
都立蘆花恒春園 (@ParksRoka) | Twitter
今回同園に行った目的は2つありまして、
1つは前回12月に行った際には工事中で入れなかった、開放公園区域内の花の丘地区が3月13日に開放されたこと。
もう1つは恒春園区域内にある蘆花記念館で開催されている、企画展 『浪子のトリセツ』 ―明治の結婚と家庭―を見ることです。
花の丘地区
サクラの一種「高遠小彼岸桜」がキレイに咲いてます。七、八部咲きくらいかな。
染井吉野よりちょっと濃いめのピンク色の花。
植えたばかりみたいだけど、花壇の花も綺麗です。
花壇越しに見るサクラもいいですね。
何も植えてない花壇もあったけど、Twitterによればヒマワリやコスモスの種を蒔くみたいです。
お花見にはちょうど良さそうなベンチ。だけどすぐそばの芝が張りたてなので、まだ座れません。
高遠小彼岸桜の根元で咲いていたシャガ。
マンサク。
「エンドレスサマー」というアジサイ。この品種に限らず、たくさんのアジサイ、ヤマアジサイが植えられてました。アジサイの季節に来ても良さそう。
他にも藤棚やハギのトンネルもあったので、季節ごとに変化が楽しめそうでした。
あと4月7日には、花の丘にて「高遠コヒガン桜まつり」を開催するらしいので、またたくさんの人で賑わいそうですね。
花の丘地区以外の植物
正門近くのシデコブシ。
コブシ。
ツバキ。
ヤマブキ。
恒春園区域に咲くスミレ。
開放公園区域にたくさん落ちてました。
園内の鳥
ツグミ。
ヒヨドリ。
写真には撮ってないけど、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ドバト、キジバト、ムクドリとたくさん鳥がいました。
企画展 『浪子のトリセツ』 ―明治の結婚と家庭―
前回この公園に来たときは、全然徳冨蘆花のことを知らないで来たんですよね。
でも公園に来て蘆花のことに少し興味がわいたので、代表作である『不如帰』を読んだんですよ。
そしたらその主人公、浪子の名を冠した企画展をやるということで、なんて私にとってタイムリー。
展示の内容は悪くなかったのですけど、展示品の数が正直少なかったですねえ。ただ常設展示してる蘆花にまつわる展示は変わらずボリュームいっぱいです。
こちらは時間に余裕のあるときに改めて見たいところです。
この企画展の期間は1月4日から4月30日までです。
また開催場所である蘆花記念館の開館時間は9時から16時までです、恒春園区域の閉園時間より30分早く閉まりますのでお間違いなく。
蘆花記念館の入り口にはユスラウメが咲いてました。
最後にまた高遠小彼岸桜。
本記事以外の蘆花恒春園の記事はこちら。
『不如帰』を読んだ時の感想です。