GWの東京都薬用植物園に行ってきました その2
5月6日に東京都小平市にある東京都薬用植物園に行ってきました。
同園ではあへん法などにより栽培が禁止されているケシを栽培しているので、それを目当てに行ったのですが、
そちらは別記事その1で紹介しましたので、本記事ではケシ以外の植物を紹介していきます。
園内には本当に多くの植物が栽培されていたので、綺麗な花を咲かせていた植物を中心に紹介します。また園内は細かく区域分けがされていたので、区域ごとに紹介していきます。
ただ同じ植物でも複数の区域に植えられてるものも多いですよ。
1.温室(冷房室併設)
正門をくぐってすぐ正面にあるちょっと小さめな温室です。
温室の中。
クワッシア。苦味健胃や解熱に使われたりします。
ブーゲンビレアのアーチ。
シクンシ。果実を漢方で駆虫、整腸剤に。
夜に白い花を上向きに咲かせ、昼には花が下向きになり赤くなる花です。
カカオ。言わずと知れたチョコレートの原料。でもおもちゃみたいな実の付き方してますね。
2.漢方薬原料植物区
シャクヤク。観賞目的だけでなく、漢方にもなるのか。
カイケイジオウ。
ゴボウ。根っこしか知らないけど、地上部こんなに大きくなるんですね。
3.水生植物区
温室の横に池が造られていました。
カマヤマショウブ。
スイレン。もう咲いてるのね。
4.有用樹木区
ヒトツバタゴ。別名ナンジャモンジャ。大きくて立派な木です。
白い花が雪のように舞い散っていてとても綺麗でした。
カラタネオガタマ。バナナのようなパイナップルのような、とてもトロピカルで甘い香りがします。
9.染料・香料植物区
染料や香辛料に使われる植物や、ハーブの仲間が栽培されてます。
レッドキャンピオン。
ルリジサ。昔は食用にされてたそうですが、アルカロイドを含むことが分かって、現在は観賞用に育てられているそうです。
ホソバタイセイ。青色系染料に。アイ(タデアイ)の普及以前に広く使われていたそうです。
10.外国植物区
ベニバナトチノキ。
11.有毒植物区
チョウジソウ。
ケキツネノボタン。
12.ロックガーデン
イチハツ。
13.林地
園内でも広いスペースをとる雑木林です。
ガクウツギ。ウツギと名付けられてますがアジサイの仲間です。
アジサイ。
キンラン。林地のあちこちで咲いてます。
ギンラン。キンランほどじゃないけどあちこちで。
ノイバラ。
その他
6.ケシ・アサ試験区の不正ケシと、14.栽培試験区の比較用に栽培されていたケシはその1で紹介していたので飛ばして、
5.民間薬原料植物区と7.製薬原料植物区と8.ふれあいガーデンは写真に撮っていなかったので今回は紹介しません。
野外集会場。林地に囲まれていて、今の季節は心地よい木漏れ日を感じられます。
ムラサキセンダイハギ。正門の近くにて。
クサノオウ。有毒植物。同じく正門近くにて。
園内の植物については下記ページでも解説が読めるので、もうちょっと詳しく知りたい方はどうぞ。
今回私は綺麗だなと思う花を中心に紹介しましたが、同園は薬用植物園。その植物がどのように利用されてきたかなど、もっと別の視点で見て回っても楽しいと思います。
あと園内の薬事資料館の室内展示が、新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止されていたことがちょっと残念でしたね。
不正ケシを紹介するその1の記事はこちら。
GWの東京都薬用植物園に行ってきました その1(不正なケシ) - 週末花探し
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