世界らん展2019-花と緑の祭典-に行ってきました その1(日本大賞と個別部門)
2月18日に文京区の東京ドームで開催されている、世界らん展2019-花と緑の祭典-に今年も行ってきました。
今年からは色々リニューアルしたそうで、名前もちょって変わりました(昨年までは世界らん展日本大賞20XXといった名前でした)。
コンセプトも「暮らしに“らんを中心とした花や緑を取り入れること”を楽しむ」となり、ランだけのイベントではなくなったようですがはてさて。
同展は2月15日から22日まで開催。
今年の閉場時間は15、16、19〜21日の5日間は21時まで。結構遅い時間までやる日が多くなりました(他の3日間は17時30分まで)。
気になる当日券は2200円と少しお高いですが、
17時以降に入場可能な、お得なナイト当日券1200円もあります。これは先の21時までやってる日のみに使えます。
その他、中学生(要学生証提示)と保護者同伴の小学生以下は無料。
障害者手帳を持ってる方は、本人と付き添いの方1名それぞれ当日券を1100円で買えるそうです。
イベント時間を延ばしたり、割安チケットを販売したり、新規来場者の獲得に向けての努力が見えますね。
そんな感じで今年は何が変わって、何が変わってないのか、そんなことも考えながら見てきました。
写真もたくさん撮ったので、記事を3つに分けています。
本記事その1では日本大賞と個別部門を中心に、その2では個別部門以外の審査部門を、その3ではその他の様々な展示の写真をのせています。
オーキッド・ゲートから日本大賞へ
東京ドーム内に入って最初に目に入る会場の全景。期待に胸を膨らませながら階段を下りていきます。
階段を下りると出迎えてくれるのが、このオーキッド・ゲート2019です。素直にゲートをくぐりシンボルロードへ。シンボルロードの両脇には、個別部門でトロフィー賞をとったラン達が迎えてくれます。
個別部門というは、株そのものの魅力や美しさを審査する部門で、今年は677の応募があったそうです。その中でも優れた株が受賞するのがトロフィー賞。並んだトロフィー賞受賞株をいくつか紹介。
シンビジウム・ウェンシャンエンセ ‘オオタ’「Cym. wenshanense ‘Ota’」。
シュンラン ‘紫微星’「Cym. goeringii ‘Shibisei’」。
正直、黒い背景に白い光を当てられると、写真で撮りにくいです。
シンボルロードを進むと、正面のシンボルモニュメント-そらの木-が見えてきます。
ここに個別部門の第1位である日本大賞受賞株と、特に高い評価を得たランたちが飾られています。
混んでる時間帯に行ったせいもあって、すごい人だかりですが、係の人たちの誘導がしっかりしていて、そこまで見るのは大変ではなかったです。
ではまずは3位から。
第3位の優良賞が、リカステ・サガノ ‘アワユキ’「Lyc. Sagano ‘Awayuki’」。
第2位の優秀賞が、カトレア・シュアロデー アルバ ‘ヘラクレス’「C. schroederae fma. alba ‘Hercules’」。228輪の花が咲いてるそうです。素人目に見てもすごいのが分かる。
そして栄えある第1位、日本大賞を受賞したのが、
パフィオペディラム・エメラルド ゲート ‘グリーングローブ’「Paph. Emerald Gate ‘Green Globe’」。花が艶やかで、なにより形が丸い。
このシンボルモニュメント、実は階段で上に行くことができます。モニュメントの上から振り返ってシンボルロードを撮影。
このシンボルロード・モニュメント、今年から新しく作られたものですが、この2つプロデュースしたのが西畠清順さん。彼に関しては様々な評価がありますが、あくまでランが主役でランを邪魔せず脇役に徹していて、私はとても良かったと思います。
個別部門
前述の個別部門から、私の目に留まったランを。
ブラソカトレア「Bc.Yellow Bird ‘Ivory 7’」。
プロステケア「Psp. cochleata ‘Yuica’」。審査はいくつかのカテゴリに分けられてするのですが、こちらはカトレアの仲間に入るようです。
パフィオペディラム「Paph. Fanaticum ‘Kunimie’」。しゃくれ。
パフィオは袋状の花びらが特徴的ですが、特にパーヴィセパルム亜属のものは、それがぽってりと大きくて、すごい好きです。
ファレノプシス「Phal. Sogo Pearl ‘Yellow Brown’」。少し黄緑がかった黄色が印象的でした。
ファレノプシス「Phal. OX Lottery ‘OX 1665’」。
バンダ「V. Trevor Rathbone ‘Nicon’」。すごい不思議な色。
シンビジウム「Cym. Eternal Forest ‘Enishi’」。
デンドロビウム「Den. (Victory Road × Magic Dragon) ‘Margaret’」。
リカステ「Lyc. (brevispatha × Sebastian) ‘Star Ruby’」。
シュンラン ‘守門山’「Cym. goeringii ‘Sumonzan’」。葉を愛でる種類もあります。
エビネ ‘青竜王’「Cal. Kozu ‘Senyuo’」。
その2とその3はこちら。
世界らん展2019-花と緑の祭典-に行ってきました その2(個別部門以外の審査部門) - 土曜夜に花探し
世界らん展2019-花と緑の祭典-に行ってきました その3(その他様々な展示) - 土曜夜に花探し
他年度の世界らん展の記事はこちら。
ブログ開始以前の世界らん展の写真は、フォトライフにまとめています。