週末花探し

東京都を中心に花を見に出かけた記録。土曜日か日曜日の夜に週一更新。たまに読書感想文。

12月の神代植物公園にショクダイオオコンニャクを見に行ってきました その1(コンニャクと大温室)

12月20日に東京都調布市にある神代植物公園に行ってきました。

神代植物公園へ行こう!

神代植物公園 ニュース (@ParksJindai) / Twitter

世界で一番大きい花(花序)と言われるショクダイオオコンニャクが咲いたので行ってきました。

私自身はこの花を見に同園へ行くのは3度目なんですが、今回の開花は通常では同時に出ない、花と葉が同時に出てくるという世界でも2例目の珍しい現象なので、これを逃したらもう見れないかもしれないと思って行くことにしました。

 

たくさん写真を撮ったので記事を2つに分けています。

本記事ではショクダイオオコンニャクと大温室の植物を紹介、別記事では屋外の植物を紹介します。

nakanohitsuji.hatenablog.com

最初にショクダイオオコンニャクを紹介した後に、大温室の展示を順路順に紹介します。

ショクダイオオコンニャク

大温室の外から続く列を進み、熱帯スイレン室に入ると、池の奥の人の列の奥にショクダイオオコンニャクが見えてきました。

ズームして撮影。コンニャクの前に人が集まり過ぎないようにされてるので、ズーム機能があれば割と撮れました。

さらに列を進み、目の前で撮影。

やや右側から撮影。

19日の観測で花の高さが146cmとのこと。この株の開花は5度目で、2021年6月は249cm(国内2位)、2019年7月は222cmだったので、今回は小振りですね。

 

臭い匂いがすることでも有名ですが、今回はよく分かりませんでした。写真撮ることに集中してたので、もっと意識して嗅いでたら少しは感じたかも。

ただ匂いが一番強いのは咲き始めの夜なんですよね。

右側池越しに熱帯スイレンと一緒に。

この池越しだと目の前が開けているんですが、人がどうしても写り込むのが難点ですね。

 

ショクダイオオコンニャクの開花期間は2日程度なので、冬の寒い中で長蛇の列で待たされるのではないかと心配しましたが、私の場合は12時18分くらいに入園、12時20分ぐらいに列に並びました。

最後尾には50分待ちと書かれた手持ち看板を持った人がいましたが、実際には30分ほどだったと思います。

待ち時間も外で待ってる時間より、大温室の中で待っている時間の方が長く、寒さに震えることもなければ、列に並んでる間も大温室内の様々な植物を観察出来たので、退屈することもありませんでした。

大温室前

大温室前の景色。ばら園が広がり、奥には雑木林の紅葉が見えます。天気も良く風も吹いていなかったので、過ごしやすい気候でした。こんな景色を眺めながら待機列で待ちました。

熱帯花木室

大温室最初の部屋、熱帯花木室。ここは列に並びながらゆっくり観察していきました。

ドンベヤ「セミノール」。

ドンベヤ「里見の春」。

ベニヒモノキの白花。別名シロヒモノキ。

サンシャクバナナの花。

アリストロキア・サルバドレンシス。

スターウォーズに出てくるダースベイダーに似た花で有名。

クレロデンドルム・ウガンデンセ。

ブルーバタフライフラワーとも呼ばれます。たしかに蝶々の形をしてる。

キンカチャ。珍しい黄色のツバキ。

展示休憩室

自販機や椅子があって、一休み出来る場所です。

まっすぐ進めば熱帯スイレン室へ、右側にはラン室とベゴニア室があります。

ポインセチアの大株、たくさん並んでます。

2021年6月開花の原寸大垂れ幕。左に見切れてる葉っぱもショクダイオオコンニャク(本物)です。

職員さんが開花した夜に集めたショクダイオオコンニャクの匂い。生ゴミのようなフレグランスでした。

この他にもショクダイオオコンニャクの解説パネルなどが並んでいました。

熱帯スイレン室の前には、またショクダイオオコンニャク。何株育てているんでしょうね。

待機列はこのまま熱帯スイレン室へ続きますが、その前に右手にあるラン室とベゴニア室を紹介。

ラン室

コロナ禍になってから本園に来るのは初めてですが、特に変わってなくて安心感を覚えます。

クロウェシア「グレース・ダン ‘チャズ・フォード’」(Cl. Grace Dunn ‘Chadds Ford’)。

甘い香りがします。

オンシジウム「シャーリー・ベイビー  ‘スウィート・フレグランス’」(Onc. Sharry Baby ‘Sweet Fragrance’)。

チョコレートの超強香。

オンシジウムトゥインクル ‘フレグランス・ファンタジー’」。(Onc. Twinkle ‘Fragrance Fantasy’)。

こちらもシャーリー・ベイビーと並んで香るオンシジウムとして有名ですが、この日は香りを感じませんでした。

プロステケア「コクレアタ f.アルブム」(Psh. cochleata f.alubm)。

タコランとか火星人とか。

フラグミペディウム「ロージー・ジェム ‘ロセウム’」(Phrag. Rosy Gem ‘Roregum’)。

プレウロタリス「タラントゥラ」(Pths. tarantula)。

葉の裏に咲く黒い花。名前の由来は見ればわかりますね。

左手前の花は多分ドラクラ「ポリフェムス」(Drac. polyphemus)。

右奥はバンダ(V. Mahaka Aphongs)。

ベゴニア室

ベゴニア室。こちらも変わらず華やかです。

フォトスポット。

吊り鉢。

葉っぱを楽しむレッグス・ベゴニア。

熱帯スイレン

ショクダイオオコンニャクも展示される部屋です。

アカバナナの実。生食用でモラードバナナとも呼ばれます。

熱帯スイレン「マーガレット・ランディグ」。温帯スイレンにない青い色が綺麗。

ハイビスカスの一種。

乾燥地植物室

大温室最後の部屋です。この手前に小笠原植物室もありましたが、写真を撮っていませんでした。

ユーフォルビア・ホリダ。最近人気の多肉ですね。

エキノカクタス「金鯱」。百均でも見かけるサボテン。普及種ですがここまで大きくなるには何年かかるんでしょうか。

その他

入場券がショクダイオオコンニャクの写真でした。コンニャク以外にも何種類かランダムな写真のようです。

待機列に並んでるときに写り込んだショクダイオオコンニャクのぬいぐるみ。やっぱりどの分野にもガチ勢はいるんですね。

そして左の葉っぱもショクダイオオコンニャク

 

神代植物公園もお土産売り場にバラグッズばかりでなく、コンニャクグッズを充実させるべきなんですよ。

 

大温室以外の植物を紹介するその2はこちら。

12月の神代植物公園にショクダイオオコンニャクを見に行ってきました その2(屋外) - 週末花探し

神代植物公園の記事はこちら。

nakanohitsuji.hatenablog.com

神代植物公園の写真を少しだけ紹介。

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フォトライフでも写真をまとめています。

09神代植物公園 - 写真ログ