NATURE AQUARIUM EXHIBITION 2021 TOKYOに行ってきました
9月30日に文京区の東京ドームシティ・Gallery Aamoにて開催中の『NATURE AQUARIUM EXHIBITION 2021 TOKYO』に行ってきました。
本展は株式会社アクアデザインアマノ(ADA)の制作協力のもとおこなわれるネイチャーアクアリウムの作品展です。同展は約3年振り2度目の開催です。
NATURE AQUARIUM EXHIBITION 2021 TOKYO | Gallery AaMo | 東京ドームシティ
会期は9月17日から11月14日、開館時間は平日が12時から19時、土日祝日が11時から19時までです。
入館料は当日券が一般1500円、中高校生1200円、小学生900円、未就学児無料(単独入場不可)です。会期前にはそれぞれ200円お得な前売り券もあったようです。
ネイチャーアクアリウムとは何ぞという方のために、イベント公式HPから引用しますと
<ネイチャーアクアリウムとは>
生態系の概念を取り入れ、水槽の中に石や流木、そして水草を用いて美しい景観や魚の棲息環境を表現した水草レイアウトが、ネイチャーアクアリウムです。
ネイチャーアクアリウムは1980年代に天野 尚によって提唱されました。
現在はADAの水景クリエイターたちが制作した作品がYouTubeチャンネルや世界各国のアクアリウム専門誌などで紹介され、世界のアクアリストたちに楽しまれるようになっています。
また環境意識が高まるにつれ、自然環境のモデルとしても注目されています。
そして提唱者である天野尚氏(1954年~2015年)が創業したのが本展の制作協力の株式会社アクアデザインアマノ(ADA)です。
会場Gallery Aamoの入り口。受付にて新型コロナウイルス感染拡大防止のための連絡先を記入したうえで当日券を買って入場しました。
展示は主に6つのエリアに分かれていて順番に紹介します。最も注目される水槽の展示は後半の方になります。
- AREA:1 ネイチャーアクアリウム創始者 天野 尚
- AREA:2 ネイチャーアクアリウムの真髄
- AREA:3 天野 尚の視点
- AREA:4 ネイチャータワー360°
- AREA:5 ネイチャーアクアリウムの世界
- AREA:6 天野 尚と5人の水景クリエイター
AREA:1 ネイチャーアクアリウム創始者 天野 尚
最初の展示は天野尚氏の紹介・解説です。受付のすぐ真横から天野氏の姿が大きくプリントされた幕がかけられてます。
天野氏が競輪選手だったという経歴や、水景クリエイターだけでなく、カメラマンであったことなどが語られてます。
天野氏が使っていたカメラなど。
絵も相当上手かったんですね。
AREA:2 ネイチャーアクアリウムの真髄
続いては水槽を写した大型写真パネルの展示です。
突き当り正面にドーン飾られる横400cmのパネル「大自然の縮図」。
2001年当時は最大のネイチャーアクアリウムとして作られたレイアウト。現在も維持されているそうです。
「原生林幽谷」こちらは180cm。
こんな感じでたくさんのネイチャーアクアリウムの写真パネルが展示されています。
実物ではないけれど、大型で高精細の水槽に囲まれると、まるで自分も水の中にいるような気分になります。
私が行ったのは平日木曜の17時台は結構空いていたので、存分に空想に浸りました。
AREA:3 天野 尚の視点
続いては天野氏の撮った世界の風景写真です。
「金剛杉屹立」。佐渡市で撮られた巨大杉です。
綺麗な風景写真が並んでるんですが、さっきの水槽の写真もめちゃくちゃ綺麗だったので、逆にこっちも水槽なんじゃないかと変な錯覚をしそうになります。
AREA:4 ネイチャータワー360°
今回の展示の目玉がこちら。高さ約3.5m、八角形の巨大ネイチャーアクアリウム。中心に巨大タワーが立ち、周囲を8つの水槽が囲んでいます。
八角形のそれぞれの面が世界の熱帯雨林を表現してるそうで、よく見ると泳ぐ魚や植物に違いが見られます。
色んな面を撮ってみました。
水槽を泳ぐラミーノーズテトラ。水槽の前で手を振ると寄ってきてくれるぐらい人馴れしてます。
いろんな角度から撮る。
流木の上の植物は食虫植物っぽいですね。
周囲の壁には制作風景を記録したパネル(右)や映像(左)が展示されてます。
AREA:5 ネイチャーアクアリウムの世界
引き続いてネイチャーアクアリウムなど実物の水槽の展示です。
横300cmのネイチャーパルダリウム「めぐる生命」。水槽内に霧が出てます。
パルダリウムとは主に高湿度を好む熱帯植物や苔を水槽内で育てることです。
少し時間をおいてまた見に行ったら霧が晴れてました。おそらくタイマーでミスト噴射する仕組みのようです。
水槽内をアップで。
パルダリウムは先ほどの1作のみで、続きはネイチャーアクアリウムの120cm水槽が並んでいます。
「春を謳う」。
「パーフェクト・レインボー」。
下から見上げるように撮影。水流でわずかに揺れる葉や水面も綺麗。泳ぐ魚はネオンドワーフレインボー。
水槽って正面から撮ると自分が写り込みやすいので、近距離撮影は斜めから撮ってます。
「エキノドルス・パラダイス」。水上葉の飛び出し方がダイナミック。
「支え岩」。
「棲みか」。
「グリーン・ヘブン」。
アマゾンチドメグサもネオンテトラも簡単に手に入るけど、こんな水槽自分じゃとても作れねーよなーと考えながら撮影。
「初夏の石景」。
「水中の紅葉」。
「風薫る水辺」。流木が飛び出た分だけ世界が広がります。
AREA:6 天野 尚と5人の水景クリエイター
最後はADAの水景色クリエイター5人の紹介です。
その後は「世界水草レイアウトコンテスト2021」の上位入賞作品のパネル紹介や、フォトスポット用の大型パネル、物販と続いてました。
入館料1500円とちとお高いですが、とっても楽しませていただきました。館内が結構空いていたことと、ブログ用に写真を撮っていたこともあり1時間くらい滞在してしまいました。こんな長く滞在する人はそんなにいないと思います。
アクアリウムが好きな人ならもちろん楽しめますが、綺麗な大型水槽やパネルの展示は、デートとかにも良いと思いますよ。
ここからは余談ですが、本展には前回開催されたときも足を運び、ブログでも紹介してるんですが、まだブログを初めて間もない頃だったのもあって、写真の枚数も少ないし情報も乏しいものなんですよね。
なのにそのかなり適当な記事が、私のブログのアクセス数の多い記事にそこそこ長く居続けたので、わざわざアクセスしてきた人に申し訳ないという思いがあり、
その反省を踏まえて今回は写真を多めに撮ってみました。写真が多けりゃいいってものでもないでしょうが、少しでもアクセスしてきた人の参考になれば幸いです。
その前回の記事。
フォトライフでも写真をまとめています。