12月の旧岩崎邸庭園に行ってきました(+少しだけ深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」)
12月15日に台東区にある旧岩崎邸庭園に初めて行ってきました。
旧岩崎邸庭園 (@kyuiwasakitei) | Twitter
同園は明治時代に建てられた洋館のある都立庭園です。
往時には約15000坪の敷地に、20棟の建物が並んでいたそうですが、現在のは3分の1の敷地になり、建物も洋館と和館大広間と撞球室(ビリヤード場)の3棟が残っています。
開園時間は午前9時から午後5時まで(入園は午後4時30分まで)。
入園料は一般400円、65歳以上は200円、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料です。
年末年始の12月29日から翌年1月1日までは休園です。
現在は事前予約なしで入園出来ますが、混雑状況によっては入園規制を行う可能性もあるようです。
確実に入園したい方は事前予約をおすすめします。
【重要・予約はこちら】11月15日より、予約なしでご入園いただけます。|旧岩崎邸庭園|公園へ行こう!
また同日には近くにある上野の森美術館で開催されていた深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」も観てきたので、こちらも記事の最後で少し紹介します。
写真は展示順に紹介です。
旧岩崎邸庭園
庭園の入り口からは緩やかな坂道が続きます。結構道も太いし、贅沢な土地の使い方です。
券売所の前から。左側に写るのが洋館。右上が樹齢400年ともいわれるイチョウです。
黄葉は散り始めのやや見頃過ぎでしょうか。それでも綺麗です。
洋館。設計は同じく都立庭園として残る旧古河庭園と同じくジョサイア・コンドルです。
正面玄関の前まで来ると、なかなか圧倒されます。
ここから館内は靴を脱いで見学します。靴下を履いてくるのを忘れずに。靴を入れるビニール袋は貰えますよ。
玄関を入ると、11月27日から1月16日まで館内で開催されている、金唐革紙の作品展「金唐紙を楽しむ」のポスターがありました。金唐革紙は本館の壁紙にも使われてるそうです。
ホール。
大食堂。ここではビデオシアターが見られるようですが休止中でした。
大食堂の壁紙。リッチな屋敷は壁紙も豪華。
1階客室の壁紙。
1階婦人客室。
シルクの日本刺繍の天井。
サンルーム。ここから見える芝庭は、往時の姿に復元する工事中です。来年1月下旬に完成予定。
館内で見かけるもの。オイルヒーターに似てると思い、帰って調べたら違うものみたい。
玄関ホールのラジエーターについて、しばしば「オイルヒーターですか?」とご質問をいただきますが、地下(非公開)のボイラーを利用したスチームヒーターです(現在は使用できません、念のため)。側面にはかわいらしいキューピッドがあしらわれています。気を付けて見てみてくださいね。 pic.twitter.com/OHFByHfkGz
— 旧岩崎邸庭園 (@kyuiwasakitei) 2017年10月25日
書斎には庭園の50分の1サイズの模型がありました。後ろに回って怪獣ごっこも出来ます。
2階へ続く大階段。
2階ホールに展示されていた金唐紙「百合と昆虫 二曲屏風」。写真だと豪華さと細やかさがなかなか伝わらない。
2階婦人客室。ピンク色のお部屋です。
扉は落ち着いたミントグリーン。
壁紙。この部屋が一番好きかな。
2階客室には金唐革紙の制作工程の展示がありました。ちょうどこの部屋の壁紙も金唐革紙。
集会室には額装された金唐革紙の展示です。
「花喰鳥」。
ベランダ。ベランダからは工事中の芝庭が見えます。
1階へ戻り和館大広間へ続く廊下。
次之間は御茶席になっています。
今回はこのあと美術館にも寄る予定だったのでスルーしてしまいましたが、ここは売店・みやげ物屋も兼ねてるようだったので、もっとしっかり見とけばよかった。
売店はもっと先に別にあるのかと勘違いしてました。金唐革紙の栞を買いそびれたのが悔しい。
隣の広間。
和館から外に出ると、ハボタンで2022と描かれた寄せ植えがありました。
外から見る和館。
和館横の何て言うのかな、こういう空間。
洋館の裏。2階がベランダです。
工事中の芝庭。後ろの灯籠が巨大。工事が終わったら見られる、往時の姿とどんなものなんでしょうかね。
洋館東側。1階がサンルームです。
洋館の目と鼻の先に建てられた撞球室。洋館とは地下通路(普段は非公開)で繋がっています。
撞球室の中。入室は出来ないので外から撮影です。最後にビリヤードが行われたのはいつなのでしょう。
現在は休止中の撞球室特別ガイドでは、地下通路や撞球室の中へ入れるらしいので、早く再開してほしいですね。地下通路歩きたい。
それと同園での写真についてはルールがあるので、写真を撮りに行きたい方はこちらの撮影についての項目を一度読んでおきましょう。
【はじめにお読みください】来園される皆様へ|旧岩崎邸庭園|公園へ行こう!
上野の森美術館『深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」』
旧岩崎邸庭園から徒歩11分ほどの場所にある上野の森美術館では、深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」を12月2日から1月31日まで開催中です。
深堀隆介展『金魚鉢、地球鉢。』(東京) (@kingyobachitko) | Twitter
上野の森美術館 (@UenoMoriMuseum) | Twitter
開館時間は10時から17時まで(入館は16時30分まで)。
12月31日と1月1日は休館。
当日券は一般1600円、高校・大学生は1300円、小中学生は800円です。
閉館1時間前に到着。
館内で撮影可能だった3カ所を紹介します。
開催前日のイベントにて、約40分のライブペインティングで描かれた「緋照」。
「金魚酒 命名 燈夏」。撮影可能エリアには同じく升を使った「金魚酒」が本作を合わせて4種展示されてました。
また、今展覧会では特別展示として、最新作の金魚酒を四つ展示してます。これは写真撮影可能です!是非! #金魚鉢地球鉢展 #上野の森美術館 #深堀隆介 pic.twitter.com/YAf3k5MuTz
— 深堀 隆介 (@RiusukeFukahori) 2021年11月30日
一番最後の展示が「僕の金魚園」インスタレーション作品。空間の中央に金魚すくいの屋台があります。
泳ぐ金魚はポップな画風。
袋に吊り下げられて。
深堀氏の作品というと金魚酒が特に有名だと思いますが、同じ金魚酒でも初期に作られたものと、新しい年代に作られたものを比べて見てみると、立体感が全然違うんですよね。
深堀氏の作品展は3年ほど前にも観に行ったことがありますが、こういう一堂に展示される作品展は何度来ても楽しいですね。