週末花探し

東京都を中心に花を見に出かけた記録。土曜日か日曜日の夜に週一更新。たまに読書感想文。

『いちばん長い夜に』乃南アサ 感想

いちばん長い夜に

著者:乃南アサ

いちばん長い夜に(新潮文庫)

いちばん長い夜に(新潮文庫)

 

『いつか陽のあたる場所で』『すれ違う背中を』に続く、マエ持ち女二人組シリーズの3作目、最終巻になります。

nakanohitsuji.hatenablog.com

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以下感想、ネタバレありです。

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『すれ違う背中を』乃南アサ 感想

すれ違う背中を

著者:乃南アサ

すれ違う背中を (新潮文庫)

すれ違う背中を (新潮文庫)

  • 作者:乃南 アサ
  • 発売日: 2012/11/28
  • メディア: 文庫
 

『いつか陽のあたる場所で』に続く、マエ持ち女二人組シリーズの2作目です。

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以下感想、ネタバレありです。

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『いつか陽のあたる場所で』乃南アサ 感想

いつか陽のあたる場所で

著者:乃南アサ

いつか陽のあたる場所で (新潮文庫)

いつか陽のあたる場所で (新潮文庫)

 

あらすじ

小森谷芭子29歳、江口綾香41歳。ふたりにはそれぞれ暗い過去があった。絶対に人に知られてはならない過去。ふたりは下町の谷中で新しい人生を歩み始めた。息詰まる緊張の日々の中、仕事を覚え、人情に触れ、少しずつ喜びや笑いが出はじめた頃──。綾香が魚屋さんに恋してしまった! 心理描写・人物造形の達人が女の友情に斬り込んだ大注目の新シリーズ。ズッコケ新米巡査のアイツも登場。

 

2007年に単行本が出版されてからそれほど経ってない頃に1度読んだのですが、その時は集中力が続かなくて半分くらいしか読めなかったんですよね。

2013年にはNHK上戸彩さんと飯島直子さん主演でドラマ化もされ、ドラマで見たし読み直さなくてもいいかなとも思ったんですが、

ちょっと調べてみたらドラマは原作と話が結構違うらしいという情報もあって、じゃあ読んで確かめなきゃダメかなあと今になって読み直してみました。

 

以下感想、ネタバレありです。

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『五つ数えれば三日月が』李琴峰 感想

五つ数えれば三日月が

著者:李琴峰

五つ数えれば三日月が

五つ数えれば三日月が

  • 作者:琴峰, 李
  • 発売日: 2019/07/31
  • メディア: 単行本
 

作品紹介

日本で働く台湾人の私。
台湾人と結婚し、台湾に移り住んだ友人の実桜。
平成最後の夏、二人は5年ぶりに東京で再会する。

話す言葉、住む国――選び取ってきたその先に、
今だから伝えたい思いがある。

第161回芥川賞候補作。

台湾人の作家、李琴峰さんが日本語で書いた作品。

表題作『五つ数えれば三日月が』と『セイナイト』の2作が収録されています。

単行本とはいえ152ページなので、それほど読むのに時間はかかりませんでした。

 

以下感想。ややネタバレです。

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『ウィル・グレイソン、ウィル・グレイソン』ジョン・グリーン/デイヴィッド・レヴィサン 感想

ウィル・グレイソン、ウィル・グレイソン

著者:ジョン・グリーン/デイヴィッド・レヴィサン

訳者:金原瑞人井上里

本の内容

ウィル・グレイソンは平穏無事な生活を送りたい高校生の男の子.だが親友のタイニー・クーパーに振り回されてばかりでそうもいかない.もう一人のウィル・グレイソンは孤独に打ちひしがれたゲイの少年.自殺するか,他人を殺すかという精神状態に追い込まれている.シカゴの街角で,同姓同名の二人の人生が奇跡的に交錯して…….

 私、重たい話やしんどい話とかが割と好きなんですけど、心の方がちょっと重たい話は受け止めきれないよと申し立ててきてたので、フライドポテトを食べるような感じで軽く読めるような本を読みたいなと思って、アメリカのヤングアダルト小説に手を伸ばしてみました。

単行本でほぼ400ページもあるけど。

 

 以下感想、大きなネタバレはないです。

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