お花を買ったり
毎年大晦日には、近所の個人経営の花屋さんで売れ残りの切り花を買って新年を迎えることが多いんですが、今年(去年?)は買いに行きそびれたので、今さら少し買ってきました。
個人経営のお店があるっていうのは、とても文化的だと私は思うんですよね。青山フラワーマーケットさんや日比谷花壇さんも全然好きですし、そこで買い物しないわけでもありませんが。
ただ植物は根っこの付いたものの方が好きなので、切り花中心のお店ではそもそも、年に数回程度しか買い物してなくて、あんまり経済的に貢献も出来てないんですよね。
ヒペリカムと染めカスミソウ。小瓶に挿せば、少数でもボリューム感を演出。
昔は人工的な着色って好みではなかったのですが、最近はあまり抵抗がなくなってきました。
切り花は育てるというより消耗品ですし、企業努力というか付加価値と受け入れられるようになってきました。
というか白いカスミソウより染めの方が安かったんですよ!
さすがにこれだけでは記事として情報が少ないので、私の植えた寄せ植えを紹介。
寄せ植えはまだまだ修行中で、人様にそんなに自信をもって見せられる完成度ではないのですが。
今回初挑戦のスリット鉢のハンギングバスケット。
ハンギングって苗を多く植えるので、お金がかかりそうだし、ギュウギュウに詰めて植えるのも好きではないので、積極的になれなかったのですが、何事もまずは経験しなければと挑戦してみました。
予算を抑えるためにも、ハボタンを種から育てて小苗をたくさん作り、ヒューケラ・アイビー・シロタエギクなど常緑で耐寒性もあるカラーリーフを使って、ランニングコストを抑える計画です。
反省点はまず、側面の苗を全体的に下に植えすぎて、上の方がスカスカになってしまったことです。まあ植物は上に向かって伸びるので、春には空間を埋めてくれることを期待します。
もう一つのハンギングバスケット。植える植物の配置は同じだけど、色や形の異なるものを選んだのですが、見比べて大した違いが出せてないのがまた反省点です。
余り物の苗で作った寄せ植え。
実は近所の方から花壇に何か植えてほしいと頼まれまして、その際は何を植えるかはそこまでカッチリ決めず、少し多めに苗を買って植えながら苗を選んだんですが、
そのときの余り物の苗で作りました。
余り物の割にはバランスよく出来たと思ってます。特に赤い葉のマンリョウ「紅孔雀」がお気に入りです。
チューリップの球根を植えたところが寂しかったので、白い針金で作った謎のオブジェを挿しました。
もう一つの余り物寄せ植え。これは何なんでしょうね。とりあえずアリッサムが甘い良い香りがします。
そして針金の雪だるまの下にはやはりチューリップの球根が植わっています。
大晦日に作った寄せ植え。
赤いデージーと黒い葉のオオバジャノヒゲ「黒龍」の寄せ植えに、
銅葉に白い花のプリムラ・ジュリアン「ジェシカ」と明るい葉色のベアグラスの寄せ植え。
対になるよう意識しましたがシンプル過ぎたかな。もう1つ葉物を加えても良かったかもしれない。
最近はYouTubeで園芸動画とかも見てるんですが、寄せ植えの本も1冊は買っておこうかな。改めて自分の作ったものを見ると、まだまだだなと感じます。
うちの花写真の記事はこちら。
続きを読む12月末の牧野記念庭園に行ってきました
12月28日に練馬区にある牧野記念庭園に初めて行ってきました。
練馬区立牧野記念庭園 (@makinoteienJP) / Twitter
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同園は植物学者の牧野富太郎博士が大正15年から亡くなるまでの30余年を過ごした住居と跡地です。
園内には博士手植えの植物や縁のある植物が300種以上植えられています。
牧野博士というと、2023年春からのNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」で、神木隆之介さん演じるの主人公のモデルにも決まっているので、2023年はたくさんの来園者が来るかと思います。
2023年度前期 連続テレビ小説『らんまん』 主演は神木隆之介さん! | 連続テレビ小説 | NHKドラマ
アクセスは一番近い電車の駅からだと、大泉学園駅から徒歩約5分です。
入園料は無料、開園時間は9時から17時。
休園日は毎週火曜日(祝日の場合直後の祝日ではない日)と、年末年始(12月29日から1月3日)です。
私が行った日は年内最後の開園日でした。
なぜそんな日に行ったかというと、園内の施設「書屋展示室」が2022年12月29日から2023年4月上旬まで一時的に閉鎖されるそうで、その前に見ておきたくて急遽行ってきました。
正門。
門の上を横たわるように伸びるサクラ「大寒桜」や、まっすぐ上へ高く伸びるダイオウマツなど、入園前から大きな木が目に留まります。
大寒桜には博士植栽と書かれていたので、それだけでそれなりの樹齢だと分かります。
入園してすぐの辺り。ダイオウマツの横には牧野博士のパネルが置かれてます。
ダイオウマツの前にあった松ぼっくり比べ。左からダイオウマツ、クロマツ、アカマツ。
ここからは花や実を紹介をしていきます。
ノジギク。
ナギイカダ。これは花が小さすぎて、入り口近くに貼られている見頃の植物情報を見てないと、気付くのは困難。
続きを読む12月の神代植物公園にショクダイオオコンニャクを見に行ってきました その2(屋外)
12月20日に東京都調布市にある神代植物公園に行ってきました。
神代植物公園 ニュース (@ParksJindai) / Twitter
たくさん写真を撮ったので記事を2つに分けています。
本記事では屋外エリアの様々な植物を紹介します。世界で一番大きい花(花序)のショクダイオオコンニャクと、大温室を紹介するその1はこちら。
- ばら園
- つばき・さざんか園
- さくら園
- その他
- おまけ
ばら園
神代植物公園といえば、ばら園。見頃の時期ではありませんが、それでもそこそこ咲いていたので少しだけ紹介。
バラ「チャールストン」。
バラ「フィデリオ」。
ばら園の一番奥にある、ばら園テラス。
テラスからは噴水や大温室も望めます。
テラスの奥は雑木林なので、紅葉を楽しみながら一休みも。
ばら園を見ていて思ったのが、傷んだ花が結構あったんですよね。
憶測ですが、ショクダイオオコンニャクが開花すればたくさんの来園者が来ると予想されたので、花の少ないこの季節、あえて花がら摘みを遅らせたのではないかと思います。
続きを読む12月の神代植物公園にショクダイオオコンニャクを見に行ってきました その1(コンニャクと大温室)
12月20日に東京都調布市にある神代植物公園に行ってきました。
神代植物公園 ニュース (@ParksJindai) / Twitter
世界で一番大きい花(花序)と言われるショクダイオオコンニャクが咲いたので行ってきました。
私自身はこの花を見に同園へ行くのは3度目なんですが、今回の開花は通常では同時に出ない、花と葉が同時に出てくるという世界でも2例目の珍しい現象なので、これを逃したらもう見れないかもしれないと思って行くことにしました。
たくさん写真を撮ったので記事を2つに分けています。
本記事ではショクダイオオコンニャクと大温室の植物を紹介、別記事では屋外の植物を紹介します。
最初にショクダイオオコンニャクを紹介した後に、大温室の展示を順路順に紹介します。
- ショクダイオオコンニャク
- 大温室前
- 熱帯花木室
- 展示休憩室
- ラン室
- ベゴニア室
- 熱帯スイレン室
- 乾燥地植物室
- その他
ショクダイオオコンニャク
大温室の外から続く列を進み、熱帯スイレン室に入ると、池の奥の人の列の奥にショクダイオオコンニャクが見えてきました。
ズームして撮影。コンニャクの前に人が集まり過ぎないようにされてるので、ズーム機能があれば割と撮れました。
さらに列を進み、目の前で撮影。
やや右側から撮影。
19日の観測で花の高さが146cmとのこと。この株の開花は5度目で、2021年6月は249cm(国内2位)、2019年7月は222cmだったので、今回は小振りですね。
臭い匂いがすることでも有名ですが、今回はよく分かりませんでした。写真撮ることに集中してたので、もっと意識して嗅いでたら少しは感じたかも。
ただ匂いが一番強いのは咲き始めの夜なんですよね。
右側池越しに熱帯スイレンと一緒に。
続きを読む12月の武蔵陵墓地に行ってきました
12月15日に東京都八王子市にある武蔵陵墓地に初めて行ってきました。
武蔵陵墓地は大正天皇、貞明皇后(大正天皇の皇后)、昭和天皇、香淳皇后(昭和天皇の皇后)の御陵(お墓)がある墓地です。
昭和天皇の御陵が造られる前は多摩御陵と称していたので、今でも多摩御陵と呼ばれることも多い場所です。
-天皇陵-大正天皇 多摩陵(たいしょうてんのう たまのみささぎ)
-天皇陵-昭和天皇 武蔵野陵(しょうわてんのう むさしののみささぎ)
コロナ禍になってからは遠くの公園に行くことが減り、近場の八王子市内の公園などを訪ねることが増えた結果、
ブログを書く上で八王子の歴史などについても調べることがあり、そこで武蔵陵墓地が八王子に与えた影響の大きさを感じたので、いずれ行かねばと思っていたので行ってきました。
八王子八十八景にも選ばれているそうですよ。
アクセスは高尾駅から徒歩で約15分。参拝時間は9時から16時まで(参入は15時30分まで)です。
基本的には年間を通じて参拝出来るみたいです。
今回は最寄駅のJR高尾駅から旧浅川駅跡地(東浅川保健福祉センター第二駐車場)を経由する、少し迂回したルートで向かいます。
JR高尾駅北口駅舎、今回のスタート地点です。
駅舎はもともと大正天皇の葬式にあたる大喪の礼にて、新宿御苑に造られた大喪用仮停車場を移設したものです。
高尾駅の前を横切る甲州街道を東に少し行ったところにある、東浅川保健福祉センター第二駐車場の入り口。
広い駐車場で、毎年秋に行われるいちょう祭りでは、たくさんの出店で賑わいます。
もともとここは皇室専用の駅「東浅川駅」の跡地です。昔の皇族の方は、ここで列車を降りてから御陵に参拝されたんでしょうね。
ここには東浅川駅の駅舎を再利用した集会施設「陵南会館」がありましたが、1990年に火災で焼失。再建はしていますが、建物の造りはとても簡素なものになってます。
東浅川駅跡地の正面から武蔵陵墓地までの道は、ケヤキ並木が続いています。葉はほとんど落として冬模様です。
この並木道もおそらく御陵を造る際に整備されたものなんでしょうね。
武蔵陵墓地参道と書かれた石碑。
参道を歩いてると南浅川を渡る南浅川橋があります。この橋も御陵までの参道を造るときに架けられたようで、最初は木橋でしたが、昭和11年(1936年)に現在のコンクリート製に架け替えられました。
橋をはさんだ両岸には、陵南公園の本園と分園があります。
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