『高慢と偏見(上)』ジェーン・オースティン 感想

高慢と偏見(上)

著者：ジェーン・オースティン

翻訳：富田彬

高慢と偏見〈上〉 (岩波文庫)

本の内容

所はハーフォードシア．ベネット家には五人の娘がいる．その近所に，独身の資産家ビングリーが引越してきた．彼は美しくすなおな長女ジェーンに惹かれ，その友人ダーシーは聡明で溌刺とした次女エリザベスを好ましく思うが……．のどかな「田舎の村の家庭生活の絵」の中に，オースティン一流の精緻な人間観察とユーモアが光る．

「高慢」って言葉の響きや意味がステキですよね。そんな理由で前々から興味のあった作品なのですが、約200年も昔の作品であること、上下巻に分かれてて話が長そうなこと、あまりにも多くの翻訳があって、どの翻訳を手に取ればいいか悩ましいといった理由で、今までなかなか手に取るには至りませんでした。

今回は図書館に所蔵していたという理由で、比較的古い翻訳になる、岩波文庫の富田彬さんの翻訳を読むことにしました。

以下感想、ネタバレありです。

『陰獣』江戸川乱歩 感想

陰獣

著者：江戸川乱歩

　江戸川乱歩については、今さら説明する必要もないですかね、私はよく知らないんですけれども。本作が初めて読む作品です。乱歩デビューです。

　きっかけは今年1月に本作の舞台を観たので、原作も読んでみようかと思ったんですよ。

舞台では『陰獣』と、同じく江戸川乱歩作の『化人幻戯』の2作品を混ぜ合わせるというか掛け合わせた独特な脚本だったので、機会があれば『化人幻戯』の方も読んでみたいですね。

　あらすじを書くと、

主人公の探偵小説家寒川は、博物館で丸髷を結い瓜実顔の女性、小山田静子と出会う。

話すと静子は寒川の作品の愛読者であることが分かり、2人は親しくなる。そして静子から昔の恋人、平田一郎に手紙で脅迫されていると相談を受けることに。

さらにその平田一郎は、主人公と同じ探偵小説家の大江春泥であると。

　以下感想。ネタバレはあらすじに触れる程度です。

ブログタイトル変更と、記事検索について

毎週土曜日の夜に更新してきたこのブログも、今日で更新開始してから2周年を迎えることになりました。

読んでくださっている貴方様、ありがとうございます。

丁度良いタイミングなので、ブログタイトルを『土曜夜の花探し』から、『週末花探し』に変更します。

変更理由は単純に、土曜日に更新するのが大変な週もあったからです。

これまで通り週1更新は変わらず続けていく予定ですが、これからは更新曜日が、日曜日や金曜日になることがあると思います。

それとブログの記事数も増えてきたので、記事の探し方についてちょっとだけコツを。

11月のねむの木の庭と池田山公園に行ってきました

11月15日に品川区にあるねむの木の庭と池田山公園に行ってきました。

どちらも入園無料の公園で、両園は歩いてすぐの距離にあります。

ねむの木の庭 | しながわ観光協会

池田山公園 | しながわ観光協会

池田山公園・ねむの木の庭 (@Ikedayamapark) | Twitter

五反田駅から歩いてねむの木の庭に向かったんですが、道中にある坂道が五反田公園の桜並木。

サクラだけでなくサザンカもたくさん植えてあって、そちらがちょうど花が見頃でした。 

ねむの木の庭

この公園は2004年に開園した比較的新しい公園で、今年の5月に上皇后に即位された美智子さまの実家跡地に作られました。

外からも公園名にもあるネムノキが見えます。閑静な住宅街の中にある小さな公園です。

バラ「プリンセス・ミチコ」。ネムノキと並んでこの公園のシンボル的存在です。

秋の見頃は過ぎてしまっていたようで、咲いてると言えそうな花は、開き始めてるこの1輪。あとは摘み取られてるか蕾のみでした。

マリーゴールドとネムノキ。

サルビア・レウカンサ(別名アメジストセージ、メキシカンセージ)。

日比谷公園に東京都観光菊花大会を見に行ってきました

11月6日に中央区にある日比谷公園で開催されていた、東京都観光菊花大会に行ってきました。

東京都観光菊花大会／東京の観光公式サイトGO TOKYO

このイベントは11月1日から17日まで、日比谷公園内の草地広場という割と広いスペースで開催されています。入場は無料です。

大正4年から開催されているそうなので、かなり歴史の深いイベントですね。

細かい解説版などはあまりなく、私もキクに関しては説明できるほど詳しくないので、ザザザっと写真を貼ってきます。

この複雑な花の形、きっと江戸菊だな。

懸崖仕立て。