11月の滄浪泉園に行ってきました
11月18日に東京都小金井市にある滄浪泉園に初めて行ってきました。
同園は元は明治・大正時代に三井銀行などの役員、外交官、衆議院議員などを歴任した波多野承五郎の別荘でした。
当初は33000平米余りあったらしい庭園は、今では3分の1程度の広さになりましたが、今でもたくさんの自然が残されています。
開園時間は9時から17時まで(入園は16時30分まで)。
休園日は毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日、火曜日を含め祝日が連続する場合は祝日終了日の翌日)と、年末年始(12月28日から1月4日まで)。
入園料は15歳以上は100円、6歳以上15歳未満と60歳以上は50円、心身障害者と付添人も50円です。安いね。
アクセスは武蔵小金井駅から徒歩約15分、バスを利用して小金井警察署前で降りれば徒歩約1分です。
入口。15時前に到着。
写真だと明るく見えますが、もう少し鬱蒼とした印象でした。
入口脇で料金を支払い、中に入ると幅の広い石畳の道です。
黄色いイチョウの葉などの落ち葉が両側に掃き掃除してあって、ホスピタリティを感じるというか、真ん中の掃き掃除された場所が逆に絨毯を敷いたかのようで綺麗です。
道を進むと開けた場所に出ました。左手に休憩所、その向かいに小さな芝のお庭があります。
ツワブキ。
何の実かと思いましたがサンシュユの実のようです。
近くには水琴窟もありました。柄杓が置いてありますが、水鉢から自然と溢れ落ちる水だけで、結構に音がします。
また脇に置いてある竹筒に耳を当てることで、より音を聞くことも出来ます。
順路を進み階段へ。
傾斜はさほどキツくないのですが、段差のある場所が視覚的には分かりづらいですね。
目が良くない人はちょっと気を付けないといけないかもしれません。
階段を降りると池がありました。とっても綺麗です。ここはおそらく季節や天気や時間帯で、だいぶ見えるものが変わりそうです。
もう少しすれば紅葉の見頃にもなって、また違うんでしょうねえ。
別の角度から。
池へとそそぐ湧き水。東京の名湧水57選にも選ばれてるそうです。
おだんご地蔵。正徳3年(西暦1713年)に仏供養のためにまつられたものです。
後ろの二股になった木も気になります。
横の解説板には「素朴で柔和なお顔立ち」と書かれていたので、お顔のアップ。たしかに穏やかな表情をしてます。
黄色いセンリョウ。
池から続く小川沿いの赤いセンリョウ。
小川の先は小さな滝がありました。
サザンカ。
池の奥にちょっと行くとまた開けた場所に。ここが園の一番奥ですね。
馬頭観音。これは上部に昔は何かあったのでしょうか。
鼻欠け地蔵尊。寛文6年(西暦1666年)にまつられた、小金井市内でもっとも古いお地蔵さまです。
鼻欠けと呼ばれるように、鼻からおでこ辺りが削られてますね。多くの人が撫でていたのでしょうか。
池をぐるりと周って元の場所へ。
帰りに園内から入り口(出口)を撮影。
園自体はそれなりの広さがありますが、散策路を一周してもそれほど時間はかかりません。
ゆっくり写真を撮って回った私でも、滞在時間は30分ほど。入園料も安いですし、気軽に自然を楽しむには丁度いいですね。
植物の種類も多く、季節の変化も結構ありそうな庭園でした。
おまけの、駅から園までの道にあったマンホール。小金井市の、市の花はサクラらしいですね。