4月の滝山公園に行ってきました その1
4月8日に東京都八王子市にある滝山公園に初めて行ってきました。
加住丘陵にある同園の場所には、中世には滝山城という城がありました。現在でも園内には多数の遺構が残っています。そしてこの滝山城、大永元年(西暦1521年)の築城で、去年でちょうど築城500年でした。
また昭和40年代に5000本もの染井吉野や山桜などのサクラが植えられて、現在ではサクラの名所にもなっています。
滝山公園 | 個性が際立つ!多摩部の都立公園個性が際立つ!多摩部の都立公園
今回はバス停の滝山城址下に近い大手口から入園し、中の丸址や本丸址を経由し、古峰の道を歩いて公園を通り抜けてきました。
たくさん写真を撮ったので記事を2つに分けています。
この記事では歩いて見た順に、遺構や景色、サクラを中心に紹介。その2では園内で見かけた花や生き物を紹介します。
滝山公園への入り口。バス停の滝山城址下からも近く見つけやすいです。駐車場も近いので、車で来る人も大体ここから入ることになると思います。
公園までの道。まだ入園してないけど綺麗ですね。
入園するといきなり竹林でちょっと驚きました。
遺構のある場所には解説の説明板などが立っていますが、説明板の一部は八王子市公式アプリ「AR滝山城跡」で読み取れば、実際の風景にアニメーションが合成され、簡単な音声解説も聞けます。
これが説明板を読むだけに比べて、非常に分かりやすいです。さらにこのアプリはマップ機能もあるので、GPSもオンにすれば園内マップとしてもとても便利です。
この公園は雑木林の中の道を歩き回るので、初めてだと自分がどこにいるのか分かりづらいし、今歩いてる道の先に何があるのかもよく分からないんですよね。
滝山公園に行かれるかたはこのアプリを活用されることをオススメします。
山の神曲輪址への道。山の神曲輪址は行き止まりですが、多摩川を望む景色が見られます。体力や時間に余裕があれば足を運んでもいいと思います。
確か三の丸跡付近の道。先ほどと違って道幅も広く舗装もされています。
千畳敷址。滝山城跡の中でも一番広い平場。城下の民が年貢を納めたり、陳情に来る役場のような施設があったと考えられてます。
ここでおにぎり食べたいね。
中の丸址。サクラも多数植えられていて、賑やかな印象です。
最重要な政庁施設があったと考えられてます。本丸よりも規模も大きいです。トイレもここにあります。
ここも含め園内のサクラは全体的に散り始め、見頃の終盤です。
中の丸址にある建物。以前この場所にあった「国民宿舎滝山荘」の一部です。現在は地域で活用されたりイベントで利用してるとこのこと。
八重咲きのスイセンや、
ドウダンツツジも植えられています。
建物の裏へ回ると、サクラとともに多摩川が望めます。
中の丸址は後述の大池址と並んで、園内のお花見スポットですね。
中の丸址と本丸址を繋ぐ引橋。本丸址から中の丸址を撮影。
下から見ると結構高さを感じる橋です。当時はもう少し下に架けられていました。
本丸址。中の丸址と比べると静けさを感じます。
本丸址の中心にある霞神社。日露戦争の戦没者を奉斎するために建てられた神社だそうです。
さらにその奥には金毘羅社も。こちらの来歴はもっと古いようです。
金毘羅社にはこちらの階段を上ってもお参りできます。
そしてこの本丸址からも多摩川を望む景色が見られますよ。
場所が変わって大池址のサクラ。ここはたくさんのサクラがまとまって植えられています。
正直に言うと手前の木が邪魔。
手前の木もサクラなんですけど、散り始めの今は木の上の方には花がたくさんついているんですが、木の下の方は葉が展開し始めてるんですよ。
それで手前のサクラの葉が、奥のサクラの花に被さってしまって見通しが悪くなってます。
「散り始め」ではなく「七分咲き」から「満開」の頃合いにくるのが大池址のサクラはベストかも。
でも十分綺麗。
大池址を眺めながら歩ける古峰の道。
同じく。
古峰の道を挟んで大池址の反対側にある信濃屋敷跡。家臣の屋敷跡の1つです。
きれいなイロハモミジがあるので、紅葉のシーズンには是非寄りたいですね。
おそらく古峰の道の終わり。滝山公園はここまでのようです。
左へ進むと「かたらいの路 滝山コース」として小宮駅の方まで続いていて、右へ行けば八王子駅方面の市街地へ通じてます。
続きのその2の記事はこちら。