第76回JOGA洋らん展に行ってきました
3月11日に東京都立川市と昭島市にまたがる昭和記念公園内の花みどり文化センターで開催されている第76回JOGA洋らん展に行ってきました。
JOGA -日本洋蘭農業協同組合-(@japanorchidgrowersassociation) • Instagram写真と動画
JOGA -Japan Orchid Growers Association- 日本洋蘭農業協同組合 - ホーム
同展は毎年この時期に開催されているんですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため2年連続で開催中止、今年は3年振りの開催です。
会期は3月11日から14日まで。時間は10時から16時30分(最終日は15時)まで。
会場となる花みどり文化センターは公園の無料エリアにあり、同展も入場無料です。
正直ランの評価基準や方法はよく分からないので、自分なりに目に留まった・気に入った株の写真を撮ってきました。
会場の花みどり文化センター。横に長い建物で屋上緑化もされてます。
会場内の様子。初日の11時過ぎ、開場から1時間ちょっとの時間だったので、たくさん人がいます。ただ12時も過ぎたらだいぶ人数は減りました。
出品されたラン達は、属ごとに分けられて展示台に並びます。そしてその中でも高い評価を得た、選ばれた株たちだけを集めた展示台もあります。
まずはそんな高い評価を得た株から紹介。
プロステケア「Psh. Sweet Fairy ‘Long Island’」。高円宮妃牌受賞。
花のアップ。本展の中でも高円宮妃牌が特に注目を集める賞です。
それなのに背後に背の高い別のランの花が写り込んでしまう配置なのが残念。
リカステ「Lyc. Rakuhoku ‘Goto’」農林水産大臣賞。
デンドロビウム「Den. lineale ‘Magechi Blue’」国土交通大臣賞。
デンドロビウム「Den. lindleyi ‘Mihama’」。東京都知事賞。
リンドレイは初心者向けなどと謳われて販売されてるのを見るけど、良い株をしっかり育て上げるとこれだけ立派になるのね。
フラグミペディウム「Phrag. Fritz Schomburg ‘Powerful’」。東京都知事賞。
パフィオペディラム「Paph. Golden Hero ‘Vipper’」。すごい大輪でした。
カトレア「C. Culminant ‘La Tuilerie’」。㈲岡田蘭園賞。
アングレカム「Angcm. leonis ‘Kyouhei’」。立川市長賞。
個人的には出品株の中でこれが一番気に入りました。真っ白で星のような花がバランスよくまとまってる。
シンビジウム「Cym. 未登録(New Sesation*1 × Half Moon) ‘Kurenai no kifujin’」。アルファオーキッド賞。
目を惹く赤色。
デンドロビウム「Den. Chantaboon Sunrise*2 ‘CB’」JOGA組合長賞。
シルトキルム「Cyr. edwardii ‘Akiko’」最優秀栽培賞。
花茎が長い!こんな大株な上に花茎が長いと、育てるのはもちろん搬入も相当大変だったのでは。
パフィオペディラム「Paph. Galaxy Stone ‘Nobuto-W’」。中藤洋蘭園賞。
イサベリア「Isa. violacea ‘Gifu Roman’」原種保全賞。
アッツザクラに似てるなと思いました。
ここからはカトレアとその近縁属の展示台から紹介。ここが一番出品数が多かったかな。
カトレア「C. jongheana ‘Hiromi’」。
カトレア「C. intermedia fma. vinicolor ‘Princess Erena’」。
カトレア「C. intermedia fma. coerulea aquinii ‘Haneda’」。
カトリアンセ「Ctt. El Cerrito ‘Yellow Doll’」。出品された中でも特に大株。
リンコレリアカトレア「Rlc. Emily Simmons ‘Mendenhall’」。
次はデンドロビューム属の展示台。
デンドロビウム「Den. farmeri fma. petaloid-album ‘Hsinying’」須和田農園賞。
デンドロビウム「Den. Farmeri-Thyrsiflorum」。
デンドロビウム「Den. thyrsiflorum ‘Suruga Sun showers’」。
デンドロビウムは色んな姿のものがあるけど、花が下垂するタイプのものばかり撮ってた。
パフィオペディラムとその近縁属の展示台から。
パフィオペディラム「Paph. 未登録((Gege Hughes × Saint Ouens Bay) × Speedmaster) ‘Mei’」。
花も丸くて綺麗だけど、葉の数が多くて健康そう。
パフィオペディラム「Paph. Diane Vickery ‘Hiroko’」。
パフィオペディラム「Paph. armeniacum ‘NKT-101’」。
バンダとその近縁属の展示台。
バンダ「V. M. V. Tannins ‘Kirk’」。
目を惹く色。~芸賞という賞も受賞してたけど、写真に控えとくのを忘れました。
カラデニア「Calda. varians ‘Elegance’」。山野草のような趣き。これも好きだな。
カタセタム「Ctsm. tenebrosum」。個性こそ魅力。
その他の属。さっきのカラデニアとカタセタムもこちらに入るのかも?
プレウロタリス「Pths. teaguei ‘Monarh’」。
入り口に近い展示場所でそこそこの大きさの株なので、多くの人の最初の目に留まることの多い株だと思います。好奇心をそそられる姿。
デンドロキラム「Ddc. cobbianum ‘Mariairena’」。やまはる園芸賞。
かんざし蘭とも呼ばれるデンドロキラムの魅力が伝わってきます。
トリコピリア「Trpla. suavis」。
シンビジウム「Cym. Sylvan Street ‘Memories of You’」。
キシス「Chy. laevis ‘FN-Beat’」。この色好きだわ。
本展では他にはランのボタニカルアートや写真の展示もありました。そしてもちろん販売ブースもたくさん。
新しいランを我が家にも迎えても良かったんですが、上手く育てれば5年10年20年とお付き合いすることになるラン、
今回は具体的に欲しいランがあったわけでもなかったので、色々見て購入は見送りに。
可能なら今年はもっとラン展に行きたいので、購入はそのときに。
JOGA主催のらん展の記事はこちら。
昭和記念公園の記事はこちら。
※昭和記念公園の写真も少しだけ紹介。
フォトライフでも写真をまとめています。